恋愛・2回の結婚&離婚・不倫について振り返るシリーズ🍀(第5章 奇跡の生還🌈)
昨日の記事の続きです…
運転席の男性がカーブを曲がり損ね
車が崖から転落していく。
この時、時間が止まったように
車はゆっくり横転して行った…
川に落ちた車はひっくり返った状態🚍
少しづつ車内に水が入り込んでくる。
ドアを軽く押してみるけど、びくともしない。
あ、やっぱり出られない…
日本にいる母を思い浮かべ
「お母さんごめん、私カナダで死ぬみたい…」
と思いながらも、不思議なほど落ち着いていた。
潔く、脱出するのをあきらめ
まだ息ができる状態の中で、車内を見渡した。
ふと、助手席の彼女に目をやると
誰かの指示が聞こえるのか、下の方に潜っていなくなった。
私も勇気を振り絞り、その後を追いかけ潜ってみることにした。
運転席の窓から、スティーブが彼女を引っ張り出し
次に、私を同じように引っ張って助け出してくれた。
バンには5人乗っていた。
助手席の女性、スティーブ、運転席の男性、私、4人の無事は確認できた。
もう一人の男性(スティーブの知り合いでホームレス)Hさんがいない💦
びしょ濡れの私たちは現場に居合わせた人に
警察や救急隊を呼んでもらい、あとは任せた。
川の近くに住む人の家でシャワーを借り
洋服も提供してもらい、寝床まで用意してもらった。
翌日、Hさんも救出されたと警察から連絡が入る。
彼はみかんを食べながら、じっと助けが来るのを待ってたらしい🤣
ある意味大物〜🤣
こうしてラッキーにも私たちは命拾いした。
この後も、スティーブとの交際は続いた。
日本にいるOさんからカナダに遊びに来ると連絡が入った💦
会社の後輩Nくんと一緒に来るらしい…
旅行先のホテルはOさんとNくんをツインの部屋
私はシングルで予約を入れた😂
ワーキングホリデーのビザももうすぐ切れる。
一度日本に帰らなきゃいけないタイミングだったし
その時にスティーブのことを話せばいいと
二人に旅を満喫してもらうことに集中した。
数ヶ月後、私は日本へ一時帰国、Oさんの家に滞在。
スティーブのことを話した。
Oさんから別れを切り出されるかと思いきや
日本で待っているという返事…
ということで、その後も不思議な夫婦関係は続いた。
昼は近畿日本ツーリストの海外営業部の事務
夜は銀座の高級クラブのクローク(お客さんの洋服を預かる仕事)
のバイトでお金を貯め、3ヶ月後スティーブのいるバンクーバーへ戻った。
ビザの関係上、カナダに長期間住むのは難しく
スティーブと話し合った結果
彼がワーキングホリデービザを取得し
福岡の私の両親の実家で一緒に暮らすことにした。
つづく…
森を素敵にするために使わせていただきますね!