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【本の読み方大全】


今回は読書術の指南書を紹介します



実はこの本、以前面接を受けた会社で

「オススメの本は何ですか?」

と聞いて勧められた一冊です

面白そうだったのでその場でタイトルをメモしてました

それを今紹介しようと思います


著者情報


山口周。慶応義塾大学哲学科卒業。同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・A.T.カーニーを経て2011年より組織開発を専門とするヘイグループに参画。現在はヘイコンサルティング グループディレクター。


要点を3つに絞ります


本は2割だけ読めばいい
新刊ビジネス書の9割は読む必要がない
抽象化できない人はただの物知り


本は2割だけ読めばいい


みなさんパレートの法則はご存じですか?

※パレートの法則=80:20の法則。大部分は一部の要素でできていること

例えばビジネスの場面

20%の顧客が売上の80%を生み出すそうです

実はこのパレートの法則なんですが

読書にも役立つんです

著者はこう言います

「その本から得られる効果の80%は全体の20%によってもたらされる」

つまり効率的な読書の基本は

”いかにしてミソとなる20%を見抜くか”

と言えますね

結論から言うと

その20%を探るためにも全体像を把握する必要があります

そこで著者は

【軽く薄く全体を斜め読みする】

ことを推奨しています

この部分に関しては完全同意ですね

私も読書の時はいつもそうしています

私の現在のパターンはこうです

ざっと一周➡︎目次からキーワード探す➡︎気になる3か所に付箋貼る➡︎その箇所を精読➡︎アウトプット

これめちゃくちゃいいです

何がいいかっていうと著者の主張を汲み取る力が養えます

一冊の本に著者が伝えたいことは10%しかないといわれます

だから常に意識するんですよ

"著者が伝えたいことはなにか"

これだけで内容の入り方が段違いです

騙されたと思って一度試してみたらいかがかしら


新刊ビジネス書の9割は読む必要がない


先に明言します

ビジネス書の9割ではなく

”新刊”ビジネス書の9割です

著者はこう言います

「新刊ビジネス書のほとんどは古典的名著に書いていることを視点を変えて説明してるにすぎない」

「だから成果を上げたいなら古典を繰り返し読むのがよい」

これも賛成です

古典の何がいいかっていうと

人間の本質的な悩みを解決してくれるんですよ

”100年以上前から語り継がれる本には理由がある”

本って年間通して数えきれないほど出版されるじゃないですか

そんな激戦をくぐり抜けて勝ち続けてる本が浅いわけないですよね

これに関しては以下の記事でも説明してます👇



つまり本書の著者が言いたいことはこうです

【新刊ビジネス書の9割を読まなくてもいいのは古典的名著をしっかりと読めば事足りるから】


抽象化できない人はただの物知り


本書で一番刺さったのはここです

まず抽象化の定義から

※抽象化=本質的な部分だけを抽出すること

著者はこう言います

「抽象化を行わずに本を読むと単なる物知りになるだけ」

つまりこうです

”本に書いていることはあくまでも著者の意見。それを自分の中に落とし込んだうえで行動することが大事”

実はこの抽象化

「SHOWROOM代表」前田裕二さん著のベストセラー

【メモの魔力】にも記載されてます



彼はメモした後に必ず抽象化するそうです

確かに大事ですね

ただ知識を詰め込むだけではそれを応用することは難しいです

しかしそれを抽象化することで応用範囲を広げられます

これはつくづく思います

仮に【嫌われる勇気】を読んだとしましょう

その中で課題の分離を学びました

その時点で「おー、面白い」

これで終わりだと翌日から何も変わらない日常の始まりです

しかし

「課題の分離とは他者と自分との課題を分けることだ。今日から自分に関係ないものは他者の課題に分類しよう」

「例えば飲み会。今まで周りに合わせて参加してたけどこれは俺自身の課題じゃないな。明日から断ろう」

そこまで落とし込めば実践できますし一生の財産になります

抽象化というと難しく聞こえますが

”本質を捉える”という言葉に変えるとわかりやすいですね

これは本当に大切だと感じています

今まで本を読んで知識を蓄えたつもりですが本質部分まで落とし込まないとそれほどの効果はありません

逆に言えば抽象化を癖にするだけで絶大な効果をもたらすということです

肝に銘じます😌


ビジネス書マンダラ


本書の付録にビジネス書マンダラたるものがあります

「これだけ読めばいい」

と著者が選んだ本です

その中から3冊抜粋します



人間の意思決定を考察する「ゲーム理論」に関する本

実はこれ林修先生もオススメとして挙げてました

大学1年の時に読んだのですが

難しすぎて挫折したのを覚えています(^^;

これを機にまた読んでみます



心理学及び行動経済学の完全版

メンタリストDaiGOさんもオススメする本です

実はまだ読んだことがないです(^^;

図書館にあれば借りてきます

因みにですがこれと似た本



これは昨日図書館から借りてきました

分厚くて萎えそうですけど出来れば要約記事を投稿します



これも心理学ですね

主に認知バイアスに関して書かれた本

実はこの本も昨日図書館から借りてきました

今、図書館から借りてきた本が30冊あります

最近のパターンは一気に30冊借りて2週間以内に読み上げてアウトプットする方式です


まとめ


いかがでしたか

本書は読みやすいうえにマンダラまで紹介してくれるのでオススメです

最後に私から補足

「古典を繰り返し読むことが良い」

確かにそう思います

しかし

初心者がいきなり古典読んでも挫折します

昔の私がそうであったように…

だから自分が読みたい本を沢山読んで

力を蓄えてから古典に挑むのも良いのではないかと感じます

先は長いのですから焦らず行きましょう😌


オススメの一曲


何かのせいにして
遊べるのは今だけなんだ
焦らなくていい?
少しずつ気づいてゆけばいい?

Mrs.GREEN APPLE 「WanteD!WanteD!」


確かに古典は素晴らしい

でも難しい(^^;

だからレベル上げしましょう

自分が読みたい本を読み漁りましょう

そしたらいつか古典を理解できる日が来ます

私も4年前までニーチェの【ツァラトュストラかく語りき】はさっぱりでしたが

最近読み返すと少しだけ分かるようになりました

久々に挑戦するとレベルアップを実感します

古典が読めるようになれば世界が広がると私は信じています

だからその日が来るまで本を読み続けます😌


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