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知ってますか?SMSとMMS、iMessageの違い?そして、プラスメッセージとは?

元AppleのEvangelistがMacやソフトウェア、iPhone、iPadなどコンピューターに関することを、
初級者から上級者までわかりやすく教えます。

Youtubeにて動画で説明していますので、
是非、そちらをご覧ください。

SMSとMMS、iMessageはなにが違う?

簡単なやり取りをするときに「メッセージ」アプリから送受信できる便利なSMSやiMessageのメッセージ機能。

その違いはわかりますか?

「画像を送れない場合がある」「相手によって送れる文字数が違う気がする」など、「緑の時と青い時何が違うの?」など
メッセージアプリ上では同じメッセージに見えても、実は3種類のメッセージ機能を自動的に使い分けています。

SMSとMMSはiPhoneやAndroidスマホで利用できるが、
iMessageはiPhoneのみでしか使えません。

この3つのメッセージについ解説します。

「 SMS 」

SMSとは「Short Message Service(ショート・メッセージ・サービス)」の略で、
電話番号を利用してメッセージを送受信できるサービスのことです。
チャット形式の短いやり取りを想定したものなので、画像やデータファイルの送受信はできません。
1回に送信できる文字数にも限りがあり、以前は全角70文字以内であることが一般的だったが、
機種によって異なりますが、最近は全角670文字まで送信できるものが多いです。

また最近ですと、Webサービスなどでの個人認証に使われることも増えており、
SMSにパスワードを送る「SMS認証」は当たり前になってきています。
Appleも二段階認証にも使われております。

SMSを利用できるのは、auやドコモ、ソフトバンクといった大手通信会社はもちろんのこと、
MVNOのユーザーも含まれます。
その場合、音声通話SIMのユーザーならそのまま利用できますが、
データSIMのユーザーは音声通話の別途申し込みが必要になりますので、気をつけて下さい。

気をつける事としては、SMSは送信時に料金がかかります。受信時は無料。
金額は1回に送信する文字数によって決定しまして、全角70文字までは3円(税別)で送信できます。

SMSの歴史は長く、携帯電話では1997年にサービスが開始されました。
当時は同じ電話会社だけの通信のやり取りで、通信会社を超えたやり取りが出来ませんでした。
2011年から通信会社の相互接続がスタートし、今では家族のちょっとした会話からビジネスの緊急連絡まで、
幅広いシーンで使用されています。

「 MMS 」

MMSとは「Multimedia Messaging Service(マルチメディア・メッセージング・サービス)」の略で、
いわゆるキャリアメールの事です。
一昔前のガラケーの携帯メールだと思って下さい。
@softbank.ne.jp
@au.com/@ezweb.ne.jp
@docomo.ne.jp

SMSと違って文字数は無制限で、長文のやり取りも問題はありません。
ただし、1回のメッセージで送信できるデータ容量には、通信会社ごとの上限もあるため気をつけて下さい。
もともとはカメラつきガラケーの普及に伴って登場したサービスですので、
写真や動画はもちろんのこと、音声、リッチテキストなど、幅広いデータの送受信に対応しています。

現在はauとソフトバンクがMMSに対応しておりますが、ドコモは非対応。(PCメール「SPメール」)として使われてます。
通信会社独自のサービスなので、MVNOでの利用は出来ません。
また、MMSの料金はデータ通信料のみが発生します。

2021年3月から出ました、ahamoやLINEMOのプランでは、
このキャリアメールも使えないことから、
時代はキャリアメールが無くなり、gmailなどのPCメールがメインとなっていくと思います。

私は、随分まえからこうなることは、目に見えてましたので、すでにキャリアメールは使用しておりません。

「 iMessage 」

iMessageとは、Apple独自のメッセージ機能です。
iPhoneはもちろんのこと、iPadやMacといったApple製品の同士で、メッセージのやり取りが出来ます。
複数のApple端末を持っている人なら、それぞれのデバイスから同一アカウントを使えるのでとても便利です。

機能としてはMMSに近く、写真や動画、音声などの送受信に対応しており、文字数の制限もありません。
料金はデータ通信のみとなります。
さらにはLINEスタンプとよく似た「ステッカー」や、顔認識システムと連動した「アニ文字」「ミー文字」などもあります。

なお、iOS同士でしか利用できないサービスのため、Androidスマホへのメッセージは自動的にSMSかMMSで送信されます。
もちろん、あらかじめiMessageで送信されるかをアプリ上で見分けることも可能で、
メッセージの本文入力欄に「iMessage」と薄く表示されるのが目印です。

送受信後の見分け方ですが、
SMSやMMSで送信したメッセージの吹き出しが緑色になるのに対し、iMessageの場合は青色になります。

iMessageで送れない場合、SMSで代わりに送ってくれるのですが、
SMSは送信時に料金がかかりますので、
それが嫌な方はSMSを設定でオフにすることも出来ます。

「+メッセージ(プラスメッセージ)」

2019年にはSMSの後継にあたるメッセージアプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」も登場しています。
これは電話番号でメッセージをやり取りするというSMSの大前提はそのままに、各種ファイル添付のほか、スタンプや音声メッセージ、グループチャットなどをLINEさながらに楽しめるサービスです。
KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクの共同開発によって誕生しました。

テキストは最大2,730文字まで送信できるため、通常の会話で不自由することはありません。
さらに、アプリ内の連絡先には誰が+メッセージを利用しているのか表示され、
利用していない相手とは従来通りSMSでやり取り出来ます。
このアプリひとつで+メッセージとSMSをシームレスに使い分けられます。

LINEでお馴染みの既読・未読機能もついており、LINEで“既読無視”をすることに抵抗を感じていた人は、
その機能をオンオフに切り替えられます。
SMSに搭載されていた送信通達機能も引き継いでおり、メッセージを正常に送信できた場合、
吹き出しの横にチェックマークを表示してくれます。


料金はデータ通信料のみ。
LINEの代替アプリとして「LINEのIDは知らないけれど、電話番号だけは知っている相手」と充実した機能でコミュニケーションが取れます。
つい先日発覚した、「LINE」のユーザー情報などが、アプリのシステム開発などを請け負う中国のLINE子会社からアクセスできる状態になっていた問題がありましたので、
「+メッセージ(プラスメッセージ)」の時代が来るかもしれませんね。

※コメント欄に質問事項など書いていただければ、出来るだけお答えしたいと思っております。
なんなりと、ご質問下さい。
(お答えできない場合もございますので、ご了承いただければと思います)


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今後もApple製品などの使い方をわかりやすく説明していきます。
引き続きよろしくお願いいたします。

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