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アラフォーからの英会話ー“英語を話してる自分”に慣れるー

“英語を話すとき”に意外と大切なこと

文法,語彙力,発音…
英語を話す上ではどれも大切なわけですが,今回は,あまり意識されないけれど,心構え,マインドセット的に大切だと思うことについて書いていきたいと思います。

超絶英会話初心者がリアルに会話しようとした時に起きること

高校,大学で英語をそこそこ学び,読むことはできるけど話せない,話したことがないという人が,初めて英語をコミュニケーションツールとして使うと何が起きるか。
それはおそらく,“頭の中が真っ白け現象”です。

30才を越えて,初めてマンツーマンのオンライン英会話クラスを受講したとき,私は初めてそれを体験しました。
何日も,いえ何週間も前から「今まで日本語話さない人英語で話した経験なんてほとんどないし,何も言えなかったらどうしよう…」的な躊躇をようやく乗り越えて,ドキドキしながら申込をして,重たい気持ちを引きずりながらパソコンの前に座って,時間になってチューターからオンラインコールがかかってきて…
そして,先生からの問いかけに対する自分のリアクションは…

頭がフリーズして真っ白になり,本当に一言も出てこない
出てくるのは汗ばかり

この脳内ショート状態,本当にきついんですよね。精神的に。
アラサー,アラフォーでやっぱり英語を話せるようになりたいって思って再出発した時,ここで「やっぱり年だから…」「もう無理なんじゃないかな。」が出ちゃいがちなタイミングなんじゃないかと思います。
挫折するかどうかの分かれ道①です。

脳内ショート状態が起きる理由

この“頭が真っ白”状態が起きる理由,それは明快です。
それまで相手が日本語を話さない状況で,英語を実際に話したことがないからです。緊張が脳を圧迫して,完全に余裕をなくしているだけ。
英語話せないコンプレックスが強いほど,「英語を話している自分」に舞い上がってしまうのです。私もそうでした。

「英語を話している自分」に慣れるための方法

端的に言いますと,頭が真っ白になる。言葉が出てこない,それらは当然のことです。あきらめましょう。
大丈夫。あなただけではありません。
私なんて,何と“dog”が出てこないレベルのことが日常茶飯事,余裕で今でも起こります。
TOEICの点数,あてになりません。いくら単語帳で語彙をストックしても,実際に会話の中で使えるのは,その100分の1くらいと割り切りましょう。
成人してからの外国語学習なので,今更日本語話すレベルのペラペラにはなりません。
自分に対する期待値をできるだけ下げておくことが重要です。

その上で,頭が真っ白になった時の対処法を決めておきましょう。
”Let's see”とか”Well”とか。なんでもよいので,脳を圧迫しなくても繰り出せる武器を用意し,まずこのつなぎ言葉を一人の時に練習します(ちなみにここで無意識的に「ええと」みたいな日本語を発してしまうと,"Japanese Fillerですよ"と指摘されて,更なる落ち込みを生むことになります。)。

「あーこの単語,確実に知っている。なんでこんな簡単に知っているのに出てこいなんだ…」的なこと,おそらくこの先もずっと起こり続けます。少なくとも私には現在進行形で起こっています。
でも,母語じゃないんだから脳が簡単にショートして当然という心構えを持って,とりあえずその場を取り繕えるスキルがあれば,少し余裕ができてきますし,精神的な打撃が若干緩和されます。
当たり前ですが,語学は一にも二にも継続が重要。続けていくためには,精神的なインパクトをできるだけ回避する,低減するのが大切だと思います。

まとめ

アラサー,アラフォーで一念発起して英語に取り組む場合,語彙とか文法とかの知識的なものと並行して,このマインドセットをどうしていくかって結構重要なポイントだと感じています。
なぜなら,そこそこ社会経験も積んできて,新たな何かに挑戦する自分,できない自分から遠ざかっているから。要はプライドの問題です。
これって別に語学に限った話ではないのだと思いますが,結局最大のバリアは意外と自分のメンタルブロックだったりしますよね。

みなさまにとって楽しい英会話学習になりますように!


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