スパイシー・チャンス
昨日のつぶやきにも書いたが、昨日は先輩から言われた一言に嫌になって、寝るまでその気分を引きずっていた。
午後イチ、さぁ早く仕事を進めないとと思っていたら、横にいた先輩が
「お客様満足度上がったね。昨年は苦戦してたけど…」と仰った。
なんのこと?と思ったら、先輩は私の成績を勝手に見て、仰った言葉だった。
その成績は私も見てなかった(というより、自分の成績を見るヒマがあるなら、山積みの仕事を少しでも片付けたい。お客さんを待たせてる)。
その場では笑ってやり過ごしたが、
「先輩は毎月、各メンバーの成績を全部チェックしてるのか?」
「先輩は私の直属の上司でもないし、日頃隣の席でも私の対応に関するアドバイスはほとんどしないのに、成績をチェックして何になる?」
という思いがグルグルと駆け巡った。
先輩は「私は今年、満足度が苦戦しててね」と仰っていた。
うーん、先輩は1人の社員の仕事を見る立場ではあるけど、私と同じ役職。
他のメンバーの成績を見て、判断したり、評価したりするのって、もうちょっと上の人がするんじゃない?
それか先輩はただの好奇心で見ていたのか?
私の疑問は帰宅してからも消えなかった。
帰宅後、私のスマホは子供に取られたので、久々に紙の本を読んでいた。
そこには「ミーニング・ノート」の創始者の山田智恵さんの話が載っていた。
ミーニング・ノートは1日3つ、チャンスになる出来事を書き出すというもの。
嫌だった出来事は「スパイシー・チャンス」として、そこから何を学んだかを考える。
私はその先輩とは隣の席であるが故に、毎日こういう「ちょっとした嫌な出来事」が積み重なっていた。
その先輩が会社を辞めるほどの理由にはならないが、帰宅してから寝るまでずっと嫌な気分になるので、その先輩が異動するまではずっと味わうのかなと思っていた(なぜだかわからないが、その先輩は私の近くの席になることが多い)。
でも、昨日の出来事(というか毎日のことだが)もスパイシー・チャンスと捉えたら…
「世の中には色んな人がいて、自分にはどうすることもできない人もいる」
「大人になって、年がら年中、人に嫌なことをしてて、それを気づけないって悲しい」
「自分はそういう人にはなりたくないし、そこまでではなくても人に迷惑をかけてることも多々あるやろうから、人には感謝しないといけないし、自分も人に対してできることがあればやろう」
そう思えた。
毎日の嫌な出来事も、自分の人間力を向上させる勉強と思えばいいのだ。
あと、書きながらずっと先輩と隣同士だからたまには席替えして欲しいと申し出たらいいのかなと思った。
でも、先輩が仕事を見ている人が隣ではないし、先輩の隣が空いているのはなんか理由があるのかな?と思ってきた。
他の課の人から、その先輩について悪い印象ばかり聞くけど、私は「いい所もあるけどな?」と思っていた。
やはりある程度、噂があるということは一理あるのか…。
嫌だった出来事はミーニング・ノートにしたため、自分の糧にして寝るまで引きずらないようにしたい。
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