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「3ヶ月後に倒産しそうだから、なんか頑張れ!」を落とされた1日目

2020年5月28日

レナウンの倒産から2週間

東京都のコロナ自粛が一部解禁され、休業を余儀なくされていたショップ達が、

「よし!やるぞ!!早速SALEだ!!」と意気込んで再開しはじめた最中。

朝一から始まった絶望的な2020AW展示会の発注会議を終え、さあ、切り替えて仕事だ!と気合いを入れ直した瞬間。

「ちょっといいかな?」

嗚呼、、今かよ、、今日この1時間しかデスクいれないのに!と心で悪態をつきつつ向かったミーティングルーム。

集められたのは、中堅営業部の面々。     (私は3年目で中堅)


「状況はわかってると思うけど、このまま進むと来期の見通しがまじでヤバくて、本当にヤバいです。

だから、みんな(3人)が持ってるリソースでなんとか最低でも4.5億キャッシュ作ってください。なる早で!!

でも今やってることはキープね!!」

※くらいのザックリしたニュアンスで、倒産危機です。なんの策もないけど、みんな頑張ってね!を落とされました。


、、、、、、、、、、いま言う?

え、そのタイミング、、いま?


正直、中国との付き合いが深いため、コロナの影響は1月末から出ており、火消しにテンテコマイだった数ヶ月。

3月半ばから何をしたらいいか、散々考え、猛スピードで仕込み、結果に絶望していたタイミングだった。

4月頭の非常事態宣言以降も、取引先が在宅や休業でスローダウンするなか、全速力で1日も休まず、命を削って出勤しているなか、

社長含め上層部には焦りが全く見えず、なんの指示もなければ、現状も今後の話も全くされず、

大丈夫なんですか?どんな事業計画書作ってるんですか?と部長に聞いても、            「まあまあ 笑」と宥められる日々

さすがにここまで来たら、意外と大丈夫なの?お金借りれてなさそうだけど、結構プールしてるってことなのか。と謎の安心の境地に達していたタイミングだった。





でも、終わる時はこんなものなのかもしれない。


とりあえず、あと3ヶ月。

ユルく気が向いたタイミングで、       Dead or Aliveを記録していこうと思う。


『余命3ヶ月の会社と最後の20代〜TOKYO2020〜』

♫サンサーラ


よろしくお願いします。