【歌唱力の経歴書】客観的事実に基づいて歌唱力の経歴に書きました

自分の歌唱力について書きたいと思うのですが、ただ「ヘタです!」と言ってもそりゃそーゆーしかない話なので、コレまでの歌ってきた中での経歴を客観的事実を基に、自分の歌唱力について書いていきたいと思います。

「お経となえてるみたい」と言われた学生時代

学生時代は控えめなタイプでおしゃべりも得意ではなく、ましてや歌うコトなど全くしていなかったワケですが、ある学生イベントの打ち合わせと称してカラオケに行くコトになりました。不幸にも、気になるあのコと。

歌い慣れてないからもちろん緊張しますし、正直やめたいと思いながらも「もしかしたら歌えるかも……」と奇跡を信じて、気になるあのコにイイトコ見せたいとマイクを握ったのですが、木魚が恋しかった。ひたすら歌詞の朗読、違う意味で場が盛り上がってました、大爆笑。

昔の記憶ながら、極せまい音域で一本調子に歌っていたのがお経のやうに聞こえたのだと思われます。

見事に玉砕してふさぎ込む私……うつむいてた自分のつむじを気になるあのコにぐりぐりされたコトだけがイイ思い出。その後も集まる機会があったものの、カラオケの出来事を機に参加する勇気もなく、最後まで思いを伝えるコトはできませんでした。

カラオケで押してはいけないボタンを全部押す

それから何年後、すっかり音楽から遠ざかっていたものの、また当時気になるあのコがカラオケが好きだと話題になり、全く歌っていないのに「オレ、この歌を歌うよ~」とか無理に話を合わせてしまいカラオケに行く羽目に。

以下略。何も成長していませんでした。自分のお経で自分が成仏したい人生だった。

だけならまだましも、歌っている途中に耐え切れなくなり、気になるあのコも知ってる歌だからと途中でマイクを渡してしまう大失態。カラオケでいちばんやってはいけないコト(らしい)。

そして質の悪いコトに、またもやふさぎ込む私、盛り下がるカラオケ室。この出来事を機にその後のデートプランも全くうまくいかず、その日を最後に気になるあのコとは音信不通となりましたとさ。あのトキは申し訳ありませんでした。

マイクも拒否する歌声

気になるあのコからことごとくカラオケで距離が離れる私。もうすっかり人前で歌うコトはおろか、音楽からもさらに遠ざかっていました。

が、ある日、“車を運転しなくては生活できない”とゆー状況になってしまい、車時間が増えたので気分転換に音楽をかけるコトに。

そして恥ずかしながらメロディを口ずさんでみたりして、ちょっとイイ感じかも?と自分の聞いてる声と現実は違うコトもそのときは知らず、何を勘違いしたのか「今なら歌えるんじゃないか?」と思ってしまったわけです。

でも人前では歌えない……なので、わざわざ遠方に高い料金を払ってひとりカラオケ専用のルームに。そこは完全なる防音室、ヘッドホン完備(別料金だったけど)、施錠ドアと、完璧なまでにひとりだけの静まり返っていた空間でした。

そしていざ、ひとりカラオケ!無音の部屋でヘッドホンから音楽が流れだし、コレまでの思いと高まる気持ちを一気に吐き出します!

「ひそひそひそ……ひそひそひそ……」

自分の声が聞こえない。そして牙をむく学生時代のトラウマ(お経)。やっぱり成長していなかった。

でももったいないからと3時間いろいろな歌を歌ってはみたものの、自分の声はまったくのらず、挙句にはノドをしゃがれる始末。ホントに向いてないんだなと、少しだけ、涙しました。

今でも人前で歌うのは考えられない、けど

といった感じに、歌に関してはとにかく失敗の連続で、それらは全て歌唱力が招いた結果だと思っています(問題は歌った後の振る舞いだが)。今でも人前で歌いたいとは思えません。

また、マイクに拒否されたとありましたが、今でもマイクは苦手で、特にカラオケ用の一般的なマイク(ダイナミックマイク)では声がのらないのは変わらず。さすがに今はお経ではないと思いますが、根本は変わっていないかもしれません。

ですが、最後にひとりカラオケしてわかったコト……歌うコト自体は楽しかった。

その思いから、今もひとりカラオケでトレーニングを行っています。いつか目標にしている歌を、そして夢にみている歌を、自分が納得できるように歌うために。