今こそ振り返る渡航 Vol.1

初めまして。代表の土井です。

私はこれまで計3回ミャンマー渡航に参加しました。渡航中はもちろんですがプロジェクトが終わり日本に帰るときまで、いつも温かい気持ちが残っている気がします。この経験は観光で海外に行く時には味わえない特別な気持ちです。現地の人の協力なしにはできない私達の活動だからこそミャンマーの方々の優しさに気づくことができるのだと思います。

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2018年の夏渡航
この渡航は私にとって初めてのミャンマーでした。初めてだからこそ、「発展途上国」に対して持っていたイメージが事実に塗り替えられる感覚を体感し
記憶に強く残る経験になりました。


支援しているピンニャーミェ僧院学校の生徒達のお家にお邪魔させて頂きヒアリングを行いました。知らない日本人にも関わらずご家族は笑顔で私達を家に招き入れてくれました。外は曇りで自然光だけでは少し薄暗く感じる部屋の中にお母さん、おばあちゃん、おじいちゃんまで集まっていました。一緒に私達の質問に答えてくれた姿が今でも心に残っています。ガイドさんはインタビューにどんなに時間がかかっても、私達の言葉をミャンマー語で伝えてくださいました。

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ミャンマー人の優しさは私達に関わる大人の方だけではなく子ども達からも感じることが多いです。ミャンマーは一年中夏です。雨季には湿度が高くなり、乾季には照りつけるような日差しがあります。それに子供たちと夢中で遊んでいると汗が止まらないほど暑くなります。そんな私を見て、一緒に遊んでいた女の子がノートか何かであおいで風を送ってくれました。またもう1人の子はヘアゴムを持ってきて私の髪を結んでくれました。私達は支援させて頂いている側で、何かミャンマーの方々にとってプラスになることを提供するべきなのに逆に、返し切れないほどの優しさをもらってしまいます。

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彼らは優しさや笑顔を私達に与えてくれます。そして私にとって活動や日々の生活のエネルギーをチャージできる瞬間であるような気がします。現状はコロナウイルスによって活動の軸となる渡航をできない状況です。ミャンマーの大切な人達のためにも今は我慢して出来ることを精一杯したいと思います。そして少しでも、もらった優しさを返していきたいです。
「次ミャンマーに行ける時には」
そう何度も言い聞かせて。

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