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ぼくモグラキツネ馬/チャーリー・マッケジー


久しぶりに人に会うと、
何を話していいかわからなくなったりしない?

初めて会う人と、何を話せば場が持つか悩んでしまったりしない?

話すことって、なんだろう?
質問して、答えを得ること、相手を知ること。
意見や疑念、信念や考えを伝え合うこと。
目的に向けて意思の統一をすること。

言葉を話すのって不思議だよね。
地球の裏側にも、同じ状況や同じ気持ちに相応な言葉が存在する。

りんごやライオン、存在するのものはまだわかるけど、愛してるってこととか、憎たらしいってことが共通した言葉としてあるのってとても興味深いことだと思う。

目に見えない気持ち、
言葉にしたら同じことだけど、
ほんとに同じ気持ちなのかな?

loveと愛は本当に同じ?

私の大好きと彼の好きは本当に同じ好き?

虹が綺麗っていった私と、
虹がすごいねっていった人、
ほんとに同じものが見えてたのかな?

言葉は不思議、でも、言葉にしたから伝わる、伝わる気がすることって本当にたくさんある。

ぼく、モグラ、キツネ、馬。

どんなくくり?って思うかもしれないけれど、特に気にするべきじゃない。

大切なのは、彼らは友達だってことだけ。

優しい絵と、素直な文字で描かれるのは、彼らの交わす言葉、彼らの交わす会話、質問。


君はどう思うの?

こんな時どうすればいいのかな?

生きていくのに必要なものってなにかな?

1番無駄なことって何?

一緒にいていいかな?


寝る前に子供がする質問のように、素朴で素直な質問、シンプルで優しい答え。

これを読んで、そんなの当たり前だって思えるのはとっても愛に恵まれてるなぁって感じる。

大切な人を大切にするために、
自分を大切にするために、
なにをしたらいいかがきっとわかる絵本。

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