「水が合う」ことのすごさ
いつもお読みいただきありがとうございます。
「水が合う」っていう表現は、文字通りもあるでしょうが、どちらかというと「土地に慣れる」とか「風土に順応する」的な比喩表現で使われることが多いと思うんですが、
私が“文字通りの意味”で「水が合う」を体験したとき、こんなことってあるんだ、、とかなり衝撃だったので、その時の話を今日は書いてみようと思います。
ちなみに私は、これまでも書いてきているとおり、敏感体質というのもあり、幼いときから、祖父母のいる田舎(福島)に帰ると髪や肌の調子が悪くなるので、楽しいんだけど長くはいたくないという状態でした。
その後、社会人になり、年に数回出張があって、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡など各地に行ったのですが、その時も、ほんとあれは何なんでしょうね、出張先のホテルの部屋に入り、手を洗おうと水に触った瞬間に合わないと分かる感じで、、そして髪を洗うとバサバサになってテンションがた落ち…っていう。
どこに行っても、「さほど悪くない」くらいはあっても、「わあ、水、いい!」と思ったことは一度もなかったのです。
ま、一番大変だったのは海外でしたけど。。
もともと紫外線アレルギーもあり(太陽にあたるとプツプツと発疹ができ1週間くらい治らない)、そんな体質ですから、そもそもそんなに旅行も好きじゃないし、もうどこへ行っても無理なんだろうと、半ばあきらめの気持ちでいました。旅行へ行ったら肌が荒れる、これは仕方ない、と。
そんな私に驚きの転機が訪れたのは、北海道の函館出身の今の夫と出会い、「義両親への挨拶を兼ねた旅行」に出かけたときのことです。
毒親シリーズの21話でも書いたとおり、夫と出会う前から「北海道の人と出会いたいなあ」と漠然と思っていたところに出会ったので、ほんとに神の思し召しを感じたものですが、それだけじゃ終わらなかった。
この旅行のとき、1泊目に泊まったのが、夫の実家にほど近い「函館大沼プリンスホテル」(トップ写真)だったんですが、
部屋に入り、何気に洗面所の水道をひねったとき、「えっ、やわらかい、なにこの水、、」と。。
そして、きれいな場所だし、水道水もまずくはないだろう、と恐る恐る口に含んでみると、一瞬で消えて、吸い込まれて、染み渡った。
とにかく柔らかくて、優しくて、何の負担にもならないどころか、もう消えちゃうの、ってくらい優しい水で。。
そして髪を洗ったらこれまで味わったことがないくらいサラサラになりさらに感動の嵐。。
水は人それぞれ好みがあると思いますが、私は硬水は飲めない超軟水派なので、「理想の水に出会った…」と、もう感動して感動して。
もう興奮しちゃって、夫に「めちゃくちゃ水か柔らかいよ!うれしい!住みたいくらい!」とまくしたててしまいました。笑
で、別に何ももらってないし宣伝部長でもないんですが、ここ、お風呂もめちゃくちゃいい。
私は肌が弱いうえに暑がりでのぼせやすいので、熱い温泉には入れず、旅行するにしてもぬるめの温泉を探すか、熱すぎて入れずカラスの行水であきらめる、なんてことも多々あるのですが、
ここはほんとにちょうどいい温度で長湯もできるし、臭くないし、温泉が人工の湖に面しているので、緑が近くには生い茂っていないので虫も少なく、なのに遠くにホタルが見えたりして、もう最高でした(行ったのは6月)。
函館界隈にお寄りの際にはぜひともおすすめしたいホテルです。私たちはバタバタしていてできませんでしたが、ジップラインとか、アクティビティもある模様。
そんなわけで、ほとんどどこも合うところなんてないだろう、とあきらめかけてたものが、文字通り「水が合う」って本当にあるんだ、と実体験して、心から感動したし、夫との結婚の最後のダメ押しになった感じでした。
その後、2泊目は小樽に泊まったんですが、特に悪いと思った覚えも感動した覚えもなく。1泊目が衝撃すぎたからでしょうか。笑
夫は田舎には帰りたくないと言いますが、函館なんて素敵な町じゃない、別荘欲しいわ~なんて思えるのも、この体験があったからだし、夫は長男なので、いずれ何かしらの形で通わなければならない可能性もあるわけで、「水が合う」と分かっていることはとても安心材料になります。
これも何度も書いてますが、夫と日々一緒にいて一番思うのは「快適」だということ。
お互い様を承知ではっきり言ってしまえば(笑)、もっと稼げる男も、男として魅力的な男も、頭の良い男もいくらでもいると思いますが、毎日一緒に暮らす上で、「快適」というのは本当に重要な要素です。それこそ、「水が合う」「肌が合う」感じです。
HSPなど敏感体質の方は特に、水の違いとか、風の感触とか、敏感に感じ取れるでしょうから、「この人、いいかも」と思ったら、一度相手の土地に旅行してみるのもいいかもしれませんね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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