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あなたの1歩前を歩きたい

各地のイベント出店についてブログを書いていますが、イベントに出店するとたくさんの出会いがあります。そんな中、東京で出会った2人の女子高生がいます。
忘れられない、それぞれとの出会いについて書きたいと思います。

会場の装飾は地元高校生の作品

昨年、行われた東京ハンドメイドマルシェのプレイベント。プリズムホールでは、佐々木希さんの作品が展示されたりキャシー中島さんのハワイアンキルトのワークショップが行われたり盛大に賑わっており、会場のプロムナードにあたるドームシティーでは100人の人気作家が日替わりで出店していました。前日は台風で中止、さらにコロナの緊急事態宣言中ということもあり、心配していましたが、無事に開催。会場は手作りの装飾が至る所に飾られていました。

人の夢になれる仕事

販売していると、高校生のお嬢さんがグループでブースに来てくださいました。
お話を聞くと都立工芸高校の生徒の皆さんで、マルシェの装飾を担当して下さったそうです。

柱や木に可愛い装飾がされていて、私は運営事務局が制作したものだと思っていたのでびっくり。
夏休みに一生懸命作って下さったとのこと。

そのグループの中のおひとりから、
「私の将来の夢は、Apilaさんのような素敵な作品が作れるハンドメイド作家になることなんです」
と言って頂きました。

正直、私の作品は高校生にとって決して安くない値段設定だと思います。
皆さん真剣に選んで購入されていました。

そして、ハンドメイド作家になりたい彼女、夕方にもう一度ブースに来てくれました。

「どうしてもこっちも欲しかったから!」

イヤリングを買って頂いていたのですが、やっぱりどうしてもヘアゴムも欲しい!と思い
お家にお小遣いを取りに帰ったそう。

「欲しかったヘアゴムが、残っててよかった」と喜ぶ彼女の嬉しそうな顔が印象的でした。

「髪が短くて結べないけど、どうしても欲しかった。」
そうです。彼女の宝物になれたことが本当に嬉しかったです。



高校生の夢の先に自分がいる。不思議な感じだけど、凄く嬉しくて誇らしい気持ちになりました。


都立工芸高校の生徒さんの作品

私も作家になりたい

今年9月の東京ハンドメイドマルシェでも出会いがありました。

「この作品は、どうやって作ってるんですか?」
とても熱心に作り方や素材を聞く若い女性のお客さまがいました。
「もしかして、ご自身もハンドメイドされてますか?」と聞くと、
彼女は、カバンから名刺を差し出しました。
「ハンドメイド作家になりたくて、メルカリで売ってるんですが、今テスト期間中で…」
彼女は、高校生。
自分でロゴを作り、屋号を考え、名刺を作って作品をメルカリで販売していました。

Apilaさんみたいになりたい

「色々たくさん聞いてごめんなさい。」
彼女が申し訳なさそうに言うので、
「たくさん真似して練習して、あなたの素敵な作品づくりのお手伝いが出来るなら、それは凄く嬉しいし名誉なことなんですよ」
そう答えると、

私もApilaさんみたいな作家になりたいです。
何でも教えてくれてありがとうございました。
Apilaさんみたいに素敵な作品を売りたいです。

彼女は、そう言って帰っていきました。
インスタもフォローさせて頂き、これからがとても楽しみです。


誰かの憧れになる職業へ

私が高校生の頃、ハンドメイド作家になりたいという友達は周りにいませんでした。
ハンドメイド作家という言葉も知っていたかな…?

ハンドメイド作家は、今、立派な職業として認知されており、将来の夢になりうる職業。

Apilaさんのようになりたい。

そう、言ってくれたかわいいお嬢さんたちの憧れの作家を続けられるよう、日々勉強し魅力的な作品を作り続けていきたいと改めて思います。

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