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新卒が失敗した、学校で教えてくれない!会社の組織図と軍隊の話②


前回に続いて、組織のお話第三弾。

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今回のnoteでは組織の基礎について語ります。
最終回までに必要な内容になるので、読み飛ばしてもいいから読んだほうがわかりやすいかなと思います。


おさらい:大事にしたい3つのポイント

①指揮系統を理解し、自分に許されていないことをしない。その判断が必要になった場合は上司(指揮官)の判断をあおぐ
②他部署への自己判断での連絡あるいは業務の依頼は上司の許可なし、連絡なしに行わない。

③①〜②を守った上で、評価ポイントを明確にし、数字や記録に残る形で成果にする努力をすること。

学校で教えてくれなかった「組織の話」

学校は社会の仕組みは教えてくれても、だいたいの人が働くであろう「会社」の仕組みは教えてくれなかったような記憶があります。

まずは会社の組織図を見てみましょう。

<会社の組織図>

画像1

丸紅ファッションリンクさんより拝借
https://www.google.com/url?sa=i&url=http%3A%2F%2Fwww.mfl.co.jp%2Fcompany%2Forganization.html&psig=AOvVaw1zdJlOzvn-Gg9HnUCwFT0Y&ust=1597905110522000&source=images&cd=vfe&ved=0CA0QjhxqFwoTCKCMq8fSpusCFQAAAAAdAAAAABAY

基本的な会社の構成は、家系図のように枝葉わかれをしています。
これは会社が、しばしば人の体に例えられるように、機能ごとに部署(department)を作り、その機能ごとに方向性づけや判断を行う役職をおいているからです。


これが本部長だとか部長だとか課長になるわけです。
余談ですが、
この名前については細分化されるごとにどんどん増えていくので、
最初は本部長→部長くらいのシンプルなものが

社長→役員→統括部長→本部長→統括部長→部長→課長→チームリーダー

と大変なことになっていくわけです。まあこれは余談なので、何かと役職に名前をつけたくなるのは人間のサガなんだなあくらいに思えばいいです。


さて、続いて軍隊組織をみてみましょう。

<軍隊の組織図>

画像2

米軍の組織図から拝借。
https://www.wikiwand.com/ja/%E7%AC%AC8%E8%BB%8D_(%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E8%BB%8D)

かなりざっくりとしたものしか引用できなかったので難しいですが、
基本的には会社組織と一緒です。

結局のところ、複数の人間が、複数の業務・役割を分担して作業するという点においては会社も軍隊も同じであり、それに対して最適な構造がこれだったということです。

「階層構造」は下流から上流に向かうほど各判断における影響範囲は大きくなり、逆に上流から下流に向かっていくにつれ業務を細分化、簡易化させることになります。

階層構造におけるメリット

メリットは大きく以下になります。

・指揮系統の明確化
・役割化
・組織機能を見える化し、最適化しやすくなる

まず、指揮系統の明確化という視点でいうと、
今は昔、どの国でも起こった戦争では、多くの民間人も戦いに参加しました。ただ、指揮系統が見える形で存在しないと統率が取れず、数ばかりあっても勝つことができない。だからこそ戦国時代からすでに、束になって勝つべく、民間で現場で成果を出した人間を統率役へ昇進させ、組織化させる動きがあったのです。
現代においても、一致団結した結果業務効率が上がるというのは同じ原理です。

2点目の役割分担でいうと、
戦場で言うなら軍隊の戦略を考えるのは上層部、現場に立って目の前の個人の戦い(業務)に集中するのは下流兵士ということです。上層部は大きな判断に専念でき、部下もまた目の前の業務に集中できるという意味でそれぞれにメリットがあります。

最後の組織機能を見える化し、最適化しやすくなる点は、そのままです。
機能ごとに部署をわけることで、ある特定の事業や業務が会社に悪影響を与えると判断された場合は、部署ごと切り離し、最適化しやすいというメリットがあります。いわゆるトカゲの尻尾切りというやつですね。ちょっと違うか。

組織の構成員としてとして”正しく”動こう


さて、やっと組織の成り立ち、どうできているか?をおさらいすることがでいましたね。
前回あざらしがおすすめしたのは以下の3点。

①指揮系統を理解し、自分に許されていないことをしない。その判断が必要になった場合は上司(指揮官)の判断をあおぐ
②他部署への自己判断での連絡あるいは業務の依頼は上司の許可なし、連絡なしに行わない。

③①〜②を守った上で、評価ポイントを明確にし、数字や記録に残る形で成果にする努力をすること。

次回第三回では、具体的な事例を含めて正しい動きかたをシミュレーションしこうと思うので、よかったら。


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