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独り言をそっとしておく

気のせいなのかもしれないけれど、
毎年この時期に感じることがあります。


それは「独り言を言っている人が増える」という
現象です。


カフェの隣の席、電車の中、
信号待ちの時間など、
誰かしらの独り言が耳に入ってきます。


なぜかこのくらいの時期から春先にかけて、
毎年同じことが起こるので、
「あ、もう少しで春なんだなあ」と
季節の移り変わりを確認する
恒例行事にもなっています。


公共の場でのながーい独り言が、
どんな心理から起きているのかはわかりませんが、
いつも感じるのはそこに漂う不安定感で、
あまりいい状態でないことは推測できます。


声に出さないと、自分のバランスが取れない。


そんな感じです。


バランスは保つことだけがいいことでもなくて、
時にあえて崩すことで
新しい世界が見えることもあるけれど、
バランスを外圧で崩されてしまっているとしたら
ちょっとしんどいですよね。


だから声を出して独り言を言うことで
バランスがなんとか保てるなら、
そっとしておいてあげようかなと
思ったりもします。


カフェでそんな人が隣にいたら、
さりげなくイヤホンをして私は私の世界へ。


今日の本は、年季の入った「ハゲタカ」です。


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悩みを抱えている人やもっと自分らしく生きたい人が、毎日1センチでもいいから理想に向かって進めるよう、何かお役に立てたら嬉しいです。