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VITA-01と云う車

どうも、岡田です!
今日明日はF1の2024年シーズン第3戦オーストラリアGP!
そして国内ではスーパーGTの富士テストと、今年もモータースポーツのシーズンに入ってきたな~って感じですね。

で、今年はスーパー耐久には参戦しない僕。
実車のレースは何もしないんですか~?と言われそうですが、今年はZENKAIRACINGより『VITA』という車両を使った「VITA TROPHY RACE」というレースに参戦を予定しています!

で、VITAってなんぞや?
って人もいらっしゃると思うので、ここで紹介したいと思います。


■ミッドシップ・ピュアレースカーな「ヴィッツ」

■VITA-01 基本スペック
・全長/全幅/全高:3,712mm/1,600mm/1,070mm
・ホイールベース:2,200mm
・トレッド F:1,390mm
・トレッド R:1,440mm
・乾燥重量:530kg
・エンジン:VITZ RS用1NZ-FE型 最大出力110ps/最大トルク14.4kgm
・ミッション:VITZ RS用5速トランスミッション(右側Hパターン)
・ブレーキ:4輪Wilwood製4Podキャリパー ABS無
・タイヤ:DL DIREZZA V-01 190/600 R15(2020~)
■主要サーキット参考タイム
・筑波サーキット:1:03.397(2023年5月VITA TROPHY予選ポールタイム)
・富士スピードウェイ:1:57.766(2023年11月FCR VITA Rd.4予選ポールタイム)
・鈴鹿サーキット:2:22.622(2023年12月クラブマンレース予選ポールタイム)
・岡山国際サーキット:1:44.417(2024年2月OKAYAMAチャレンジカップRd.1 VITA予選ポールタイム)

『VITA-01』は、「ウエストレーシングカーズ株式会社」が製造・販売する、公道走行不可な純レーシングカーです。
2代目ヴィッツのパワートレインを使いながら、エンジンを車体後部に搭載し、セミモノコックのメインフレームにカウルを被せてまして、とてもヴィッツベースとは思えないくらいレーシングカーしてる車です。

2009年に誕生している車ですが、15年経った現在500台以上製造されており、女性のみ参加できる「KYOJOカップ」や各地で行われるレースでクラブマン・ジェントルマンレーサーに愛されてます。

というVITA-01ですが、このnoteでは比率が多いであろうグランツーリスモプレイヤーな読者にとっては、グランツーリスモに収録されたことが無いので馴染みが薄いかと思います。

僕も実車のレースを始めるまで存在を知らなかったですし、今までロードスター→S耐と「ハコ車」街道を進んでいたので乗る機会もほとんどなかったのですが、今年はこの車がレースでの相棒となります。

■バーチャル→リアルが叶いやすいパッケージ!

この『VITA-01』の特徴は、何といっても本格的なレースカーでありながらローコストということ!

そもそもが「あまりコストをかけずにモータースポーツを楽しめるように」というコンセプトで作られているので、タイヤ・ホイール無しで395万円で車体が買える他、基本的にヴィッツのパワートレインをそのまま使用しているのでエンジンやミッションの耐久性も高いです。

タイヤも2020年からは専用の銘柄ですがスリックではなく、溝付きのタイヤで走行するだけなら1000km程は使用可能!
軽量ボディなのでブレーキパッドも消耗が早くない…と、ランニングコストもお安く済む設計になってるんですね。
素晴らしい。

そんな訳で、今からレースを始めよう!と思ったら、この「VITA」か「ロードスターパーティレース」から始めるのが良いんだろうなっ!って僕は思う訳ですよ。

2021年に岡田がPRⅢ西日本NDシリーズ参戦した時の車両

グランツーリスモをメインにプレイをしている人には、僕や冨林選手がパーティレースから実車レースのキャリアを始めていたり、MAZDA SPIRIT RACINGさんが「バーチャルからリアルへの道」というプログラムで、上位ランカーに実車走行機会を提供していたりと、ゲーマーがロードスターから実車レーサーを目指す道はある程度確立されてきてる気がします。

ZENKAIRACING ZITA-01

一方VITAはグランツーリスモには収録される気配すらないものの、僕が所属しているZENKAIRACINGより、アセットコルサで使用できる「VITA-01に限りなく近いトレーニングMODデータ」の『ZITA-01』が存在します。

グランツーリスモ程機会は多くありませんが、このZITA-01を使用したeモータースポーツはシミュレーターショップ主催のものを中心に開催されています。

シミュレーターから実車の世界に飛び込む道筋として、ロードスターの他にもVITAという選択肢を改めて提示してみたい。

という思いもありまして、今年はZENKAIRACINGよりVITAのレースに出場し、その内容やレースレポートなどなどをnoteやSNSで発信し、実車レースに出てみたいという人の参考になる活動をやっていこうと考えています。

■筑波での走行でリアル‐バーチャル比較!

2月にBe:Flatさんの31号車をドライブ

そんな訳で、今年は2回ほど筑波サーキットでVITAを走らせ練習しています。

ご協力いただくレーシングガレージは、筑波サーキットの真横にガレージを持つ「Be:Flat(ビーフラット)」さん!
VITAのレースに幾度となく参戦していて、昨年同じくZENKAIRACINGの兒島君がFCR-VITAに参戦した時も車両レンタルしていたガレージです。

その時のオンボード映像がこちら。
右手シフト操作が慣れてないなって感じですが、2023年製中古タイヤを履き、動画の走行で1分03秒882をマーク。
この後1分03秒3xxも出たのですが、動画が残ってませんでした😅

ちなみにこちらが、Hパターンシフターを使用して走行したシミュレーター・ZITA-01のオンボード。

相当似てると思う
ZENKAIRACINGの僕が言うと、なんか胡散臭いですケド…w

独特なクセもある車ですが、筑波で初乗り初日に3秒台が出せたのは間違いなくZITA-01のおかげです😆

■VITA TROPHY開幕戦は5月!

練習2回目は、おそらく本番で乗るであろうZENKAIRACING号のシェイクダウンだったのですが、色々問題点や改善できそうな点をチェックすることができました。

VITAって意外と足回り色々触ることができて、ブレーキパットも銘柄により効き方が変わってくるので、その辺りも先人の皆さんからお話を聞いてBe:Flatさんに注文させて頂いたりなんかしています。

・・・で、僕が参戦を予定している『VITA TROPHY RACE』ですが、昨年は「筑波サーキット」と「袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ」の2ヵ所でレースが開催されていたと聞いてますが、今年の予定を見ると筑波サーキットの2戦のみ…。
「そのほかの日程については未定。」とのことで、まだ全何戦で争うレースか決まってない状態です💦

まだまだ分からないことだらけな状態ですが…
とにかく、5月26日の筑波サーキット『VITA TROPHY RACE Rd.1』が、僕のVITAでのレース初陣です!

ZENKAIRACINGカラーのVITAもドンドンアピールしていきたいので、ZITA-01を使って練習して、開幕戦から優勝狙って取り組みたいと思います!

是非応援よろしくお願いいたします!

という感じで、今回は以上!
岡田

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