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S耐デビュー最終日"決 勝"。クラス3位表彰台獲得!

バタバタしていて、その日の内に書けませんでしたが…

スーパー耐久初挑戦の本番・決勝日。
午前中に行われたGr.2レースで、我々の「No.72 TRES☆TiR☆NATSロードスター」はレースの大半でトップを走り、最終的に3位表彰台というリザルトを残す事ができました

S耐挑戦にサポートや応援頂いた皆様、チームの皆様、ありがとうございました❗

■グリッド整列

最高の秋晴れの中、クラスポールのグリッドに並べられた72号車。

2レースに別れて行われれる今回のスーパー耐久。
参戦するST-5クラスは8:30にスタートし11:30にゴールという、超モーニングスケジュールです。

この日、今だから言いますが、起きた瞬間から緊張し過ぎて本当に気持ち悪かったです🤢

そんな中、ポールポジションインタビューとしてS耐公式Youtube配信の「S耐TV」がうちのチーム前に。

実は緊張し過ぎてさっきまでこの時間何を喋っていたのか全く覚えてなかったのですが、S耐TVを見返したらだいぶ調子良い事喋ってました…(笑)

緊張紛らわす為に喋ってたら、「全然緊張してないですねぇ!」っておねぇさんに言われてますが、十分緊張してます(笑)

気になる人はYouTubeでS耐TV見てみて下さいw

■第一スティントは金井選手がプッシュ!

スタートはコースレコードを予選で記録した金井選手が担当し、ポールから後続を引き離していきます。

先に書くと、今回のS耐3時間レースのST-5クラスは燃費レースでした。

ロードスターは燃料タンクが40Lなんですが、規定で1回のピットで入れて良い燃料は20Lまでと決まっています。

あと、給油はタンク内のエアを抜いて急速給油してる関係で、タンクが空になっているほど早く給油できてピット時間を減らせます。

…という要素もあり、各チーム第一スティントにエースを投入し、できるだけ長く走ってタンクを空にしてピットに入る作戦がセオリーとなってます。

また、3時間という絶妙な時間が、ロードスター勢には2ピットかスプラッシュ(給油作業のみ)を行う3ピットかを悩ませました。

72号車は前日までのデータから燃費が悪いことが分かっていたので、最初から最後までフルプッシュの3ピット作戦を予定していました。

一方のライバル勢である66号車や456号車はペースから2ピットの可能性もありましたが、金井選手はその2台をグングン引き離して、1時間経過時点には13秒程のマージンを作り上げました。

■想定より早めに僕へドライバーチェンジ

1時間10分を少し経過した時点で、金井選手からガス欠症状が出たとの無線が。

これは想定より更に燃費が悪く、予定より早めにピットインして僕に交代することになりました。
上位陣では一番早いピットインです。

乗り込み側のドライバーチェンジはスムーズに行えて、給油とタイヤ左側2輪交換でコースイン。

タイヤ片側交換は金曜日の走行で練習させて頂いていたので、さほど苦労もなく走れたと思います。

暫く走ると、金井選手のスティントでは15秒くらい後ろにいたはずの456号車が僕のすぐ前でピットアウトしてきました。

作戦的に、今456号車の後ろってヤバくね…??

とすぐに思ったので、その周のアドウッドカーブでアウト側からオーバーテイク!

また暫くすると、今度は66号車がまた自分の前でピットアウト。
66号車はタイヤ無交換で456号車以上にピットで稼いだようです。

66号車はガッツリ燃費走行していて、ペースはこちらにかなり分があったので、最終コーナーから合せて加速し、狙い通り1コーナーでオーバーテイクが成功しました!

作戦が違うのでこのオーバーテイクは当然かもしれませんが、色々とeスポーツからリアルに!みたいな取り上げ方をされ、(記憶には無いが)「チーム優勝は僕にかかってます!」とかレース前に言ってしまってたので、こういう見どころを作れたのは良かったですね。😅

レース経過1時間55分、ガス欠症状が出たので予定通りの約45分走行を終了しトップでピットイン。

一番心配だったピット停止位置はドンピシャに決まり、杏奈選手への交代もスムーズに、ベルトはちょっと手間取りましたが給油時間以内に完了し、自分のスティントを終えました。

■スプラッシュ分を巻き返すことはできなかったものの、3位表彰台獲得!

杏奈選手は約1時間のスティントで、途中で給油のみのピットインを行います。

ここからは456号車・66号車に対してどれだけ速く走れるか…になるのですが、2台共燃費走行をしてる割に速くて思うように差が詰まりません。

全車2回ピットインした時点で456号車に先行を許しており、杏奈選手が1コーナーからアドウッドにかけてオーバーテイクを成功させましたが、すぐにスプラッシュのピットインを敢行。

杏奈選手は最後まで諦めずにアタックを続けましたが、3時間が経過し最終的にはトップから約12秒差の3位となりました。🥉

初挑戦のスーパー耐久で3位表彰台!
しかもパーティレースでは繰り上げの3位しか経験がないので、リアルレースで表彰式に出れたのは人生初でした❗

更に今回の結果を受けて、シリーズランキングでも日本自動車大学校はランキングを5位から3位に上げ、シリーズ表彰式にも出ることが出来ました。

「僕個人的」には最高の結果を150%の力を出し切って残す事ができた気がして、僕でもスーパー耐久でレース出来るんだという自信が付きましたし、eスポーツの可能性を更に示せたんじゃないかと思います。😆

ただし、「チーム日本自動車大学校の一員」としては、勝てる可能性があったレースで勝てなかったのは悔しいという気持ちもあります。

大きなミスも無く、うちの車の燃費を考えたら3ピット作戦が間違っていたとも思えないので、単純に456号車・66号車が上手だったという感じてすから、後悔とかは無いですけどね!

そういう気持ちになれるチームでS耐デビュー出来たことが何より嬉しかったですし、猪爪監督、NATSの先生・学生さん、TiRACINGさん達が作り上げたロードスターは、このレースウィークが初乗りの僕でも思いっきり走らせられて気持ちよく、そして壊れず走ってくれました。

今回のS耐デビューに応援やサポート頂いた皆様には本当に感謝します。
ありがとうございました!
楽しかったです❗
😆


…さて、来週はパーティレースだな。
2週連続でリアルのレースするなんて、去年の今頃は考えもしなかったな😅

岡田

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