「天気の子」と「えんとつ町のプペル」って話似てますねって話
こんばんは。映画評論家の岡田です。
いや違いましたね。
でもまあ新年ですし、たまには車に関係ない話でもと思いましてね。
こう見えて結構映画好きなんですよ。
意識してないので定かじゃないですが、一人で年に6回は見に行ってると思う。
一人でね。
最近、凄い楽しみにしてた映画が公開されまして、昨年12月25日の公開日に見に行きました。
「えんとつ町のプペル」っていう、原作は絵本の映画です。
何が楽しみって、監督が西野亮廣さんな所。
別に西野亮廣さんの熱烈なファンって訳ではなく(今は割とファンかもしれない)、7万人もいるオンラインサロンメンバーの1人でもありませんが、会社に向かうまでの1時間の通勤時間中西野亮廣さんのYouTubeチャンネルにある、音声配信の録音動画を垂れ流したりしていて、世間の流れの理解とかすげぇしてる人なんやなぁと去年初めくらいから思ってたんで、そんな人が作る映画ってどんなんかなって気になってました。
◼️「えんとつ町のプペル」の感想
フツーにネタバレするんで注意です😅
一言感想言うなら、珍しくスッキリする映画。
んー、いや、難しく見る人はあのシーンは疑問あるとかでスッキリしないんでしょうけど、とにかくクサイくらい「ルビッチ君(主人公)良かったねぇ!」で終わるんですね。
最近の映画とかドラマとか漫画にある「敵にも正義がある」「物事には犠牲があり、犠牲になった人のストーリーがある」みたいな難しいのが一切なく、夢を信じたら叶う、最高!で終わります。ある意味単純。
僕はたまにはこういう話も見たいなって思います。
今コロナで「悪い方に行く想像」はつきやすいですし、逆にポジティブしかない話で楽しめました。
◼️「天気の子」がプペルの話に似てると思った話。
2021年の1月3日に地上波初登場で、新海誠さん監督作品の「天気の子」が放送されて、これもまた見ました。
映画好きなんすよ。
で、この「天気の子」は映画公開時にも見たんですけど、絵が綺麗なのとヒロインの天野陽菜が尊い~~✌️が感想でした。
まあしかし2回目見ると結構印象違うもので、実は「えんとつ町のプペル」に似てるなって思ったんです。
「天気の子」はヒロインの天野陽菜が、天気の巫女の力を得て、自分が「人柱」となって雨続きの世界に晴れをもたらす代償に消える・・・のを主人公の森嶋帆高が「世界よりお前が大事やねん!」と愛を叫び止める話ですね。
だいぶ雑だけど、多分そう。
この「天気の子」の主人公・森嶋帆高も、「プペル」の主人公・ルビッチも、自分の望みの為世界を巻き込むという所に共通点を感じます。
「プペル」のルビッチは、親父が伝え自分が信じた「星」を見つけてその存在を証明する為、今までは外国からの侵攻から身を潜める為に空を覆っていた煙を爆薬で散らします。
歪んだ見方をしたら、えんとつ町を危険に曝してますね。
「天気の子」森嶋帆高も、天野陽菜を助けた事により関東のほとんどを海に沈めましたね。
なんでまあ、これまた歪んだ見方ですと双方「他人より自分を優先する身勝手な主人公」なんですけど、結局夢とか目標を達成する事ってそういう事だよねって再確認させられる2作品でした。
さすがに女の子の為にレインボーブリッジを沈めたりはできませんが、やはり僕にもああしたいとか、こうなりたいとかが無い訳ではないし、「そうなる」方がが「そうならない」より幸せですから、「そうなりたい」っていう"身勝手さ"をもう少し身に付けても良いのかな、なんて思いました。
その身勝手さが無かったのが「天気の子」で言う「須賀圭介」であり、「プペル」の「アントニオ」なんでしょうね。
そして行き切った"身勝手さ"は、逆に魅力を生んで味方が出来るような所も、この2作から学んだ気がします。
なれるか、はともかく「アントニオ圭介」ではなく「帆高プペル」になりたいと、僕は思います。
以上、連休最終日の映画評論家・岡田でした。
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