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お客様から信頼される姿勢~多面的・多角的なものの見方、持続的な取り組み~

チェコを訪問したことがあります。その時に見た中世プラハの街並みとモルダウ川にかかるカレル橋の素晴らしさに感嘆しました。帰国後、感激の冷めやらぬ時、洪水でカレル橋が濁流に飲み込まれているニュースを見てとてもショックで悲しい気持ちになりました。

日本でも一時大きなニュースとして取り上げられらましたが、その後の被害を追うメディアは多くありませんでした。グローバル化が進展しても、やはり遠い国の出来ごとなのだと思いました。都合のよいところだけ、あるいはインパクトのあるところだけを切り取るマスコミへの批判は昔からですが、この風潮は一向に変わりません。これも商業主義・資本主義の行きつく果てなのだろうかと切なくなりました。

真実に向き合い、事実に忠実に報道することで、困っている人の助けに繋がり、時には勇気づけられたりするのがマスコミの存在価値であり、真の役割だと思いますが、声高に主張すると青臭いと笑われるのがオチですね。マスメディアは影響力が大きいだけに、側面的、部分的報道は誤解・曲解を生みます。その影で不幸になる人もいるでしょう。

これは企業活動にも言えることです。個人に比べ大きな力を持つ法人だからこそ、その一挙手一投足は思慮深くなければなりません。商業主義の報道のように一方向からだけでなく、多面的・多角的にものごとをとらえ、持続的に対応する姿勢が、お客様にとっては間違いないという安心感を生むに違いありません。
売らんがため、利益を求めんとするがために、都合のよいとらえ方、切り捨てをする企業に将来はありません。あるがまま・素直にものごとを見て、誠実にお客様に向き合う姿勢を当たり前のようにできることが、競争力の源泉なのだと信じて仕事に向き合いたいものです。

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