野球

枝「どうもー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
日「以上、野球漫才でした。ありがとうございましたー」
枝「違う違う、今からやんのよ。」
日「ああそうかごめんごめん、緊張しちゃって。」
枝「いやお前こんなとこで緊張してたら、お客さんがいっぱいいる試合出たときにバット振れないぞ。」
日　ニヤけながら「いや、お前ここで下ネタはマズいって」
枝「誰がこのタイミングで下ネタ言うんだよ。野球の話に決まってんだろ。」
日「ああ、そっちね。それは大丈夫よ。緊張しない良い方法があるから。教えてあげよう。見てるみなさんもね、今後参考にしてもらっていいんでね。」
枝「偉そうだな、すいません、ちょっとだけ聞いてあげてください。」
日　素振りの動き
枝「チャンスだぞー、一本頼むぞー」
日「ｶﾞﾝｶﾞﾝ」頭をバットで激しく叩く動き
枝　止めながら「怖い怖い怖い」
日　変顔しながら「いや、痛みが一番緊張とけるから」
枝「怖すぎるのよ。みんな引いちゃうから。あとその顔はなに。」
日「プレデターの真似。」
枝「突然しょうもないアドリブ入れてくんなよ。」
日「まあまあ、他の方法もあるから。」
枝「次はちゃんと怖くないやつちょうだい。」
日　胸の前でクロスをきる動き
枝「神に祈るタイプね。」
日　両ひざついて両手を組んで掲げる
枝「ちょっとちょっと。」
日　膝をついたまま両手を伸ばして上半身を激しく上下させる
枝　止めながら「怖い怖い怖い。どこイメージしてやってんのよ。」
日　変顔しながら「打席の中。」
枝「いねえよ、そんな雨乞いぐらい神に祈ってるバッター。」
日「神に祈るのは大事でしょ。」
枝「そんなガチでは祈らねえよ。あとそのさっきスベった変顔もうすんなよ。ウケてないんだから。」
日「ウケてないって言うなよ、せっかく昨日の夜練習してきたのに。」
枝「家帰ってそんな暇あるなら練習しろよ。バット振るとかさー」
日「お前ほんとその下ネタ好きだな。」
枝「下ネタじゃねえよ、もういいよ、どうもありがとうございましたー」