aozora_no_shita

ナレーター志望の、文字を音読するのが大好きな人です。子供に読み聞かせるのも好き。 たま…

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ナレーター志望の、文字を音読するのが大好きな人です。子供に読み聞かせるのも好き。 たまに一人でアテレコ遊びしたり朗読したりしています。

最近の記事

歩き出す君へ

 即答だった。 「ねえ、一人で学校行ってみる?」 「うん」  特別支援級に入った長男はひとまずGWまで付き添いが必須と言われ、入学してからまだ一週間ほどだが毎日せっせと送迎している。  正直、一年は覚悟していた。卒園間際ですら気分がのらないとバスに乗るのをギャン泣きで抵抗する日があった子だ。卒園間際ということはまだひと月ぐらいしか過ぎていないということ。なのにこの変わり身はなんなのか。  朝だってそうだ。  雨で床が濡れている日はさすがに多少抵抗したが、それ以外は「靴を

    • コーヒーの記憶

       最近、朝活なるものを始めた。  自分の時間を取ろうとすると、そこが一番よさそうだと思ったのだが、これがなかなかいい。起きてからやることの考えながら、まずはインスタントコーヒーを用意する。お湯を沸かし、そして粉を溶かして出来上がったコーヒーを持ってリビングテーブルについて、大抵はパソコンを開く。  ゲームも、やるならこの時間になる。  たまにどうぶつの森をやるのだが、コーヒー片手に『喫茶ハトの巣』でブラックコーヒーをいただくのはなかなかいい。臨場感が最高で、なんなら暗めのリ

      • 子どもと風呂に入る。ただそれだけ。

         夏休みのあいだ、一日2回は風呂にお邪魔していた。午前中に散歩をして大汗をかくと、上の子が「汚れちゃった〜」と汗だくになったシャツを嫌がるし、そうでなくともよく痒がるのでなるべくシャワーで流しつつ、プールみたいにして遊ばせている。  普段、お風呂は夕方に入っているのだが、もはや子どもたちの一日のルーティーンに組み込まれているらしく、Eテレを見終わると「ママー、お風呂はいろー」という声がかかる。昼間入ったからめんどくさい。おっと、心の声が。  さて、心ではめんどくさいと思いな

        • 成長を喜んだ日

           子供が二人いる。  下の子は、上の子が2歳になってすぐに生まれた。つまり2歳差兄弟なのだが、上の子はどうにも言葉が遅めの子だった。下の子が生まれて少しして上の子のプレ幼稚園が始まったのだが、なかなかどうして女の子の口の達者なことにこっちが舌を巻いた。上の子は「これがいい」という意思表示すらなかなか覚束なかった。  生まれた弟に対しても「なぞの せいめいたい が あらわれた!」みたいな反応で、そもそもお母さんが取られるとかいう認識以前の問題だった。怖がってる。  それで

        歩き出す君へ

          パン作りは戦いだった

          「パンつくりたいねー」  私に似て食べ物には敏感な我が子たち。  最近、すこししゃべりが達者になってきた上の子が、ある日、一日中言い続けた。食べものが出てくる絵本をみたり、テレビをみたりして言うことはあったけれど、この日のきっかけはよくわからない。しいて言えば、帰省した旦那の実家で、甥っ子くんが頻繁に「ほれ食えそれ食え」とばかりにパンを焼いてくれたことを覚えていたのかもしれない。心当たりはそれくらいしかなかった。ちなみに美味しかった。  私も、つくることはやぶさかではない

          パン作りは戦いだった

          子供は人間だ

           当たり前のことをタイトルに書きました。  そう思って、お子さんと触れ合っていますか? 自分の子供の頃のことをお忘れになっている親御さんがいるなと時折、思うことがあるのです。 幼い自分と今の自分  私は昔の思い出話をするとき、たまに枕詞を置きます。 「なんでそうしようと思ったのか覚えてるだけにアホらしいんだけど、」  もちろん、「そうしようと思った理由」を覚えていないことの方が多いのですが、いくつかあるんですね。  子供らしい失敗で、今ちゃんと考えたら失敗しか想像でき

          子供は人間だ

          愛すべき愚かなクマたちの物語(プーではない)

          『シチリアを征服したクマ王国の物語』   このタイトルをご存じの方はどれほどいらっしゃるでしょうか。  8年ほど前に文庫で再版されたので、もしかしたら知っている方もいるかもしれませんが、おそらく大部分の方は知らないと思います。  いつもいつも、周りに勧めたいと思っていて、今回いい企画を発見したので、ちょっとここで紹介させていただこうと思います。  思うのですが、最初、少しだけ私の話が入ってしまいます。  入ってしまいますが、それでもそこから聞いてやろうという方はそのまま読

          愛すべき愚かなクマたちの物語(プーではない)

          自己紹介です。(たまに書きかえます)

           初めまして、白井もっかと申します。  と言っても、この名前もまだ迷走中でして、また変わるかもしれません。やりたいことが色々あるんですけど、いまのところ、このnoteで自分に何ができるのかを模索している段階。 まずは何をしたいのか 実は今、一つだけパッとできそうなことがあって、しばらくそれをやってみようと思っています。  それは何か。  子供に読み聞かせるときのガイドです。  と言いましても、堅苦しいことはしないです。紹介にも書いてあるように、ナレーターになりたかった

          自己紹介です。(たまに書きかえます)