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#ネタバレ 映画「インソムニア」

「インソムニア」
2002年作品
なすところもなく日は暮れる…
2020/2/26 8:47 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

仕事がいやになり、ずる休みをして、平日の朝一番に入った映画館。

まだシネコンが少なかった時代、大型館は閑散としていました。

細かいストーリーは忘れてしまいましたが、しかし、そんな状況で観る作品ではありませんでした。

世の中には完璧な人生というものがあるのかもしれませんが、多くの人は、大なり小なり「汚れっちまった悲しみ」を引きずって生きているのだと思います。

そして、心に一点の曇りでもあれば、この映画は、その傷を逆なでするのです。

★★★★☆

( 参考 「汚れっちまった悲しみに」中原中也 )

追記 ( 神の光に照らされて ) 
2020/2/26 15:03 by さくらんぼ

舞台が白夜であり、「インソムニア」(不眠症=闇から引き出される)は、言うまでもなく、キリスト教の「光と闇」の概念が関係しているのでしょう。

今、すべてが白日の下にさらけだされます。

神の光からは逃げられないのです。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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