ネタバレ 映画「工作 黒金星と呼ばれた男」
「工作 黒金星と呼ばれた男」
2018年作品
男心に男が惚れる
2019/8/2 22:07 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
たまたま近年観た韓国映画の印象は、ひと言で言えば、凄惨なバイオレンスでした。
食傷気味になった私は、そんな気配のする作品は避けていたのですが、幸いなことに、これには、(私が寝てたのかもしれませんが)出てきませんでした。
この映画「工作 黒金星と呼ばれた男」をひと言で言えば、全編にわたって緊迫感が持続する完成度の高い男たちのドラマです。どこかに健さんが出てきそうな。
そして、その先には、男心に男が惚れるラストも待っていました。
★★★★☆
追記 ( 既視感 )
2019/8/3 9:19 by さくらんぼ
この映画「工作 黒金星と呼ばれた男」によると、昔、韓国で大統領選挙が行われた時、時に韓国側からの要請でも、北朝鮮は韓国を刺激するような言動を行っていたようです。それが北朝鮮に有利に働く場合には。
つい最近では、トランプさんに有利にと、ロシアが動いたという疑惑を思い出しました。
いつの世も、そんな話はあるのですね。
追記Ⅱ ( 主役二人の演技戦 )
2019/8/3 9:40 by さくらんぼ
事業家に扮する韓国側スパイのパク・ソギョン(ファン・ジョンミンさん)と、北朝鮮の対外経済委員会・所長のリ・ミョンウン(イ・ソンミンさん)が主役ですが、二人とも良い味を出しています。
パク・ソギョンは軍人で少佐でした。
でも、俳優みたいに、いきなり明日から事業家では通用しませんので、しばらくは、本当にいろいろ偽装工作をしたようです。そこからは、忠臣蔵の大石が、派手に遊興して敵の目を欺いた話を思い出しました。
ちなみに少佐と言えば、映画「アルキメデスの大戦」の主人公も、山本五十六から少佐の肩書をもらっています。少佐というものは大役なのですね。
追記Ⅲ ( 「浩然の気」 )
2019/8/3 10:20 by さくらんぼ
韓国のパク・ソギョンから、北朝鮮のリ・ミョンウンたち高官へ、ロレックスがプレゼントされました。
そのお返しとして、リ・ミョンウンだけが、後日ネクタイピンを贈りました。
そこに「浩然の気」と彫られていたのです。
この時計とタイピンは、二人の友情の証になりました。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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