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作品の力、言葉の力

このnoteを始めた理由、そしてこのnoteを毎日更新している理由は、自分の人生で出会う、この世界の素敵な出来事や物事を自由に書き記すことができたら楽しいだろうな、という憧れとそのための文章力を身に付けたいという思いからだ。

そんな文章力は本当に身に付くかわからないし、そもそも言葉や文章にそれだけの力を持たせることはできるのだろうか?という疑問もある。
それでも手を動かしてみないとそんなことはわからないし、考えながら繰り返していくうちに、自分でもまぁまぁと思える地点には辿り着けるかもしれない。だからとりあえずは毎日書いてみよう、「書く」という行為が自分にとって自然なことになるまでは毎日繰り返してみよう、考えて更新している。


今日の白白庵でも多くの言葉を交わした。「喋る」という行為には表情や身振り手振り、声のトーンなど文字だけよりも豊富に情報を伝達することができる。文章はその削ぎ落とされた形態ゆえに(文章が上手ければ)想像力を刺激してより多くのことを受け手に想像させることができるのだろうと思う。そうやって作品の魅力を伝える努力を日々続けている。


しかしそういった言葉のコミュニケーションを超えて、作品そのものの力が優って、鑑賞者に伝わる瞬間に今日立ち会ってしまった。
これが絵画の、芸術の力かと思い知らされる瞬間。日常言語の力を超えて、作品そのものの持つ力が誰かの人生を変える瞬間。
その場に立ち会うこと、そのようなご縁を作れることがこの仕事の喜びでもある。
これ以上は今日はもう無理だ。書けない。

それでもなお、その瞬間のために作品について語り続けなければならないので、有料配信『シラス』にお呼ばれして今展覧会の話をたっぷりした。

大槻さんと充実したお話ができたと思いますので、有料ですがぜひ。

何より、会場にて作品に会いにいらしてください。
それだけの奇跡的な何かが待っています。


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