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美しき色、いにしへの裂@細見美術館
今日は展覧会レビュー記事です。
細見美術館で開催中の『美しき色、いにしへの裂 ぎおん齋藤と染司よしおかの挑戦』を観に行きました。
これぞ「日本の色」
植物染色家の故吉岡幸雄さんの作品はいつみても本当に美しい色・色・色。
日本古来から伝わる植物染料のみで染められた色は、はんなりした色とでもいうのでしょうか。
鮮やかな色もありますが、人工の色とは違ってどぎつい感じがしません。
これぞ「日本の色」です。
吉岡さんの展覧会があれば、可能な限り足を運んでいます。
何度観ても見飽きませんね。
今回は厳選された作品のみの展示でしたが、一部写真撮影が可能だったので帰ってからも色を堪能しています。
ここではひとつだけ写真をアップしますね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83773218/picture_pc_872d785d9b110c34b6411f3e25ee8b9b.jpg?width=800)
ぜひ実物をご覧になってください(^^)
伝統を現代デザインに
もうひとつの目玉は、京都の老舗呉服専門店「ぎをん齋藤」にまつわる作品達。
七代目当主 齋藤貞一郎氏が蒐集した古裂や、齋藤氏がライフワークとして取り組んだ「摺箔」を観ることができます。
「摺箔」は裂地に金銀の箔を接着させて模様を表現する技法。桃山時代に能装束をはじめとして盛んに使用されましたが、江戸中期以降は急速に失われてしまいました。
今日(7月31日)が前期の最終日だったので、前期展示の『摺箔老松屏風』が観られました。
これはエネルギッシュで迫力がありました。
「七曜」をテーマに掲げた、5つの作品も見所です。
noteからのご縁
ちょっとプライベートな話になりますが、この展覧会が楽しみだったのはもちろん、それ以上の楽しみがあったのです。
noteをきっかけにお知り合いになったグラフィックデザイナーでカラリストの藤田さんと展覧会をご一緒させていただきました。
東京からはるばる展覧会を観に来られるというので、一緒に行きたい!とお願いしちゃいました。
noteを書くようになってまだ1年も経っていませんが、こんな交流ができるとは。
藤田さんは毎日欠かさず記事をアップされていて、色マニアぶり(笑)を拝見していました。
「そうそう!」と共感することもあれば、私にはない感性や表現力に1人うなっていたり。
吉岡さんの作品好きは同じ匂いがする!と思っています。
でもきっと私とは違った視点で展覧会をご覧になったんじゃないかな。
藤田さんが展覧会レビューをアップされるのが楽しみです。
展覧会情報
会期 2022年7月2日(土) - 8月28日(日)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
予約制ではありません
●「#美しき色いにしへの裂」をつけてTwitterかInstagramに投稿すると、優待料金で入場できますよ
https://www.emuseum.or.jp/index.html
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