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エルメスが似合う女になりたい−エルメスの道を読んで

「エルメスが似合う女になりたい」
って単にハイブランドが似合うようになりたいの意味じゃありません。

本物を身につけても負けない、釣り合える器になりたいと思ったんです。


きっかけは
『エルメスの道』竹宮惠子 中央公論新社
を読んで。

活字ではなく漫画です。漫画だけれど史実に添った、エルメスの社史。

ブランドスピリットやブランド誕生の歴史が分かって、文献として面白い本です。


私が語るまでもないことですが、馬具の製造からスタートしたエルメス。

製造技術に磨きをかけパリで知名度を上げていきました。

店を大きくするのが目的ではなく、目の前のお客様に満足いただける製品を作る。


ブランドの根底にあるのは職人魂なんですよ。

そして、伝統技術を守ることも大切にしているブランドなんですね。


職人気質、伝統を表す色は「茶色」

エルメスのリボンが茶色なのは偶然ではないでしょう。

ついでにいうと、革製品をこよなく愛する人は茶色の性格を持っています。

そこもエルメスの茶色に合致していますよね。


今やエルメスといえば、有名人が高価なバーキンやケリーバックを持っているイメージ。

お金持ちのステータスのようで、所有に対する美意識を感じないんです。(持てない人間のひがみ?)


でも違う。
エルメスは見栄を張るためのブランドじゃない。

見栄を張るって「赤」なんですが、エルメス自身に赤の要素は全く感じられません。

技術と品質重視の茶色そのもの。

その品質を理解し、価値に共鳴できてこそ、本当の「似合う」になるのではないでしょうか。


私にはまだ価値に共鳴できるほどの器もなければ、人間としての磨きも足りない。

今世で磨ききれるのかって話ですが。

ああ、エルメスが似合うようなホンモノの女になりたい

エルメスによって私の価値観が浮き彫りになりました。


ファッションに関連するお仕事をされているなら読んでみることをおすすめします。

ブランドに興味がなくても雑談で使えるネタがたくさん詰まっている一冊ですよ。 


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