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「メトロポリタン美術館展」個人的に気になった作品3選

2022年2月9日(水)から東京の国立新美術館で開催される「メトロポリタン美術館展」

私は一足先に大阪で観覧しましたので、記憶に残った作品を備忘録かねてご紹介したいと思います。


アートに精通しているわけでもなく、音声ガイダンスを聞いたわけではありません。

多少解釈が違っているかもしれませんがその点ご了承ください。

おすすめポイント

ルネサンス期~印象派まで、「ザ・西洋絵画」がお好きな方には嬉しい巨匠揃いの本展覧会。

カラヴァッジョ、レンブラント、フェルメール、モネ、ルノワール、ゴッホなどなど。

1人の画家を堪能するのもいいですが、有名どころを一斉に観られるのも贅沢なものです。

有名画家の作品を一通り観てみたい人にもおすすめ。

時代ごとの絵画の特徴や画家それぞれの特徴を見比べてみると、自分がどんな絵に興味があって、どんなものに心を動かされるのか分かってきますね。

気になった作品3選

マリー・ドニーズ・ヴィレール
「マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ」

これは展覧会側も見どころとしているようで、ホームページをご覧いただくとヘッダーに出てくる作品のひとつです。

悩んでいるのか、怒りをふくんでいるのか、女性の何とも言えない表情に引き込まれます。

私たちに何を語りかけているのだろうって。

同伴した3歳の息子も、観覧して1ヶ月以上経つのに、ホームページのこの絵を見つけて「みたね!」と言っていました。

他の絵は言わないのに。

静かな絵ですが強烈に記憶に残る何かを感じさせます。

女性画家が描いたというのも注目ポイントでした。(珍しくない?)


フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス
「ホセ・コスタ・イ・ボネルス、通称ペピート」

ゴヤの作品は明るいとか楽しいイメージがなかったのですが、これは「かわいい!」

私が同世代の息子がいるからでしょうね。

あどけないけど凛々しい感じがたまらなくて印象に残っています。

医者の息子を描いたとかで、いわゆる肖像画です。

筆のタッチがはっきり分かるので、荒っぽいようでいて、上質な服の生地感の表現が繊細。

ベルベット地のようなグリーンと白の絹のような素材

幼い子がきちんとイイ物を着せられているのが可愛らしいんですよね。

ジャン=レオン・ジェローム
「ピュグマリオンとガラテア」

光るような女性の肌、その曲線美に見惚れました。

絵のストーリーは、自分で彫った彫刻に惚れた男性と、天使だか女神だかが大理石の彫刻を本物の人間に変えた瞬間だそう。

非現実なストーリーに想像がかきたてられますね。

顔が見えない、背中だけなのもどんな美人なんだろうと思ってしまいます。

私はこの手のタッチが好きなので、この画家の他の作品も観てみたくなりましたよ。


出品作品は64点なので、一点一点じっくり見られます(混んでいなければ)。


私的には作品の数はちょうど良かったので、この機会に巨匠の絵画をお楽しみくださいね。

展覧会情報

《メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年》

会期
2022年2月9日(水)~5月30日(月)

会場
国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木 7-22-2

※入場はチケット制で事前購入が必要です

メトロポリタン美術館点公式サイト

国立新美術館サイト



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