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良いプレゼン資料の作り方(構造編)
プレゼンとは、ストーリーだ!
といわれるように、プレゼンはストーリーが重要です。
なので、そのストーリーを上手に作成する方法を共有したいと思います。
前提条件の確認
やりたいこと:プレゼンのゴールを確定する。
手法 :5W1H
プレゼンとは、「マーケティング」です。
聴衆がいて、あなたの話で相手に何かしらの行動をしてもらうことを期待します。そのため、以下の観点で、前提をまとめてみてください。
Who:(ステークホルダーごとに)聴衆は誰か?
相手の経歴は?
相手の前提知識はどこまであるか?
相手がこのプレゼンに期待することは何か?
What:何を発表するか
作成しない。 この後のセクションで決める。
When:いつ発表するか?
発表の順番はいつか?
誰の後に発表するか?
Where:どこで発表するか?
対面か、オンラインか?
発表の規模感はどうか?
Why:なぜ発表するか?
相手への期待:このプレゼンで、相手にどう行動してほしいか?
How:どのような形式で発表するか?
プレゼン資料か、レポート資料か? →ビジネス上は基本、レポート
プレゼン資料:話すこと=パフォーマンスがメインで、資料は配布しない
レポート資料:持ち帰り前提であり、資料のみで発表がわかる資料
共通:どちらもスライド形式でpptxなどで作成される。
どのくらいの時間発表するか?
発表時間と質疑応答時間は何分か?
どのくらいの完成度、作成時間を求められているか?
トピックの洗い出し
やりたいこと:話すトピックを決める
手法 :0秒思考(A4一枚に超絶殴り書き、1分以内)
話したいトピックを決めます。これが、このスライドで話したいことになります。「0秒思考」を用いて、話したい内容を絞り出してください。
その上で、その中から、1-3個決めてください。
1つの場合:一貫した主張
2つの場合:2項対立の主張
→ 結局それを通して言いたいことを一言でもまとめる
3つの場合:過去・現在・未来など時系列に関する主張
→ 結局それを通して言いたいことを一言でもまとめる
ビジュアル・デコーダー作成
やりたいこと:話のストーリーを作る
手法 :ビジュアル・デコーダー
タイトル・メイン主張
人・もの
場所・地図
数字
いつ・時系列
教訓
この6つの観点を「図やイラスト」を超絶駆使して殴り書く。
制限時間は、一か所あたり2分。具体的手順は、以下の通り。
A4一枚を用意し、4つ折りする。
![](https://assets.st-note.com/img/1692707688231-EFMzOXpCrf.jpg?width=800)
表と裏を利用して、次のように使い分ける。
番号は、上の内容と一致している。
![](https://assets.st-note.com/img/1692708058080-ddyLAIu0l4.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1692708051601-ZPBQb33ccW.jpg?width=800)
トピックが2個とかある人は、2-4がトピックの数分だけ用意されるだけで、1,6はトピックが増えても1つとするように。
プレゼンの骨子を作成
やりたいこと:各スライドのタイトルを決める
手法 :構造化(ロジカルシンキング)
今までにももちろん見ていると思うが、ここでは大々的に過去の発表資料を参照する。
過去の資料から、どのような論理展開で進んでいるか、「構造化」を行う。
例:背景・課題・手法・解決策・結果・展望 など。
表形式で過去の発表者の各スライドを分類(構造化)していく。
これをもとに、スライドの論理展開を「軸」の名前として並べることができる。
10ページピッチ
やりたいこと:各スライドの展開を作成する
手法 :10ページピッチ
次の観点でスライドの骨子を当てはめる。
タイトル
状況の共有
問題点
解決できるという感情
誤った期待
大胆な提案
やればできる
行動の呼びかけ
すぐに得られるメリット
長い目でのメリット
このような論理展開をするとよいが、資料によって作成方法が違う。
なので、次の感情遷移だけ真似をしながら、先ほどの構造化を当てはめる。
![](https://assets.st-note.com/img/1692711681974-wIDLkeWjip.jpg?width=800)
方針共有のために、スライドに合わせて、ラフ画を描く。
ビジュアル・デコーダーでやったスピード感で、イラストと主張をまとめていく。一枚当たり最大2分。
一言でまとめる手法も思考の整理としては非常に良い。
ヘッダー作成
やりたいこと:各スライドの2~3行ストーリーをA4に作成する
手法 :ワンページャー
その後、各骨子に2~3行のストーリーを作成する。可能であれば、一文でまとめる。スライド枚数が10ページであれば、A4用紙1枚に文章でまとめる。
A4用紙だけで文章がおかしければ、ストーリーになっていないのでやりなおし。Amazonの会議資料は、そもそもこの形で共有する。
例
(1)-----------------
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(2)-----------------
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(3)-----------------
ここで書いた内容が、スライドの冒頭に書かれる、各スライドの要約ストーリーに該当する。
イラストのスケッチ
やりたいこと:各スライドの図表をスケッチする
手法 :図解
今までの内容(骨子・ストーリー)をスライドに起こす。
ストーリーは、上部28%いないくらいに収まっているはず。
下部にはストーリーに合わせた図解スケッチを描く。
具体的には、ストーリーの詳細や数値データのグラフ化、イラストによる視覚化を実施する。
スライドの作成
やりたいこと:スライドを仕上げる
手法 :デザインパターン・ショートカットキー
ショートカットキーを生かし、高速にスライドを作成していく。
また、見た目を整えることで、きれいなスライドを作成する。
まとめ
以上で、皆さんも最高のプレゼン資料が作成できます。
プレゼン資料だけでなく、社内ドキュメントなども同じ手順で応用可能です。
皆さん私と一緒に、「伝わる」そして、「効果の出る」資料作成をマスターしましょう!!
参考記事
資料作成の時に、私も参考にしている記事はこちらです!!
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