風運ぶ休日(ホリデイ)の朝ミモザの香
「ジャズ・トゥナイト」の「春のビリー・ホリデイ」特集が良かった。
ビリー・ホリデイというと「奇妙な果実」のプロテスト・ソングばかり注目を浴びるが、それ以前に当時全盛期のジャズマンの中で紅一点輝いていたのだ。その連帯感が後の黒人リンチ事件で立ち上がることになるのだ。この頃の連帯感なんだよな。これを聞けばわかる。「Swing! Brother, Swing!」
ミモザは昔はそれほど無かったような。フランスの古い映画『ミモザ館』(1935)があった。後で観よう。春のミモザが注目されるようになったのは、3月8日の「国際女性デー」が「ミモザの日」となったからか?ミモザはアカシアの花なのだが日本ではニセアカシアの花が「アカシアの花」だったと知った。「アカシアの雨がやむとき」は梅雨時の歌だったのだ。もはや昭和歌謡の懐メロだけど。
今のミモザの感じでこの雰囲気の歌は作れないか?と考える。でも時代が違うんだな。今朝の一句。
昨日も引き籠もり。読書は定期『源氏物語』、今日は『柏木』。橋本治『源氏供養』を半分ぐらい。橋本治は光源氏を理想的に読むのだけれどちょっと違うな。『眠らない樹vol.9』モダニズム特集。「モダニズム短歌」まで読んだ。中井英夫『黒衣の短歌史』も半分ぐらい。
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