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眠ってしまっても心地よい映画だった

【再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅】 『スーツ』(2003年/露、ウクライナ、独、仏)監督:バフティヤル・フドイナザーロフ(1965-2015) 出演:アレクサンドル・ヤツェンコ、アルトゥル・ポヴォロツキー、イワン・ココーリン

フェリーに乗って町に出た3人の少年が、高級スーツを手にいれ、交代で着まわして大人の世界をかき回す。海のない祖国を離れ、クリミア半島でロケした青春映画。

お馬鹿な三人組が繰り広げるお騒がせコメディ。喜劇なのでエピソード的な語りが即興劇のように繰り出される。スーツを着ると田舎の青年が都会風になるというような。三人の母や恋人との関係が刹那いドラマとなっている。クリミア半島だったのか。オープニングがすごい崖からの撮影でその景色だけでもタジキスタンかと思っていたのだが。

後半は眠くなって、寝ていた。なんとなく物悲しいメロディだけが頭の中に響いている。

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