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バングラデシュの織姫、搾取野郎に怒りの組合活動

『メイド・イン・バングラデシュ』(2019/フランス/バングラデシュ/デンマーク/ポルトガル)監督:ルバイヤット・ホセイン 出演リキタ・ナンディニ・シム/ベラ・ラフマン

解説/あらすじ
⼤⼿アパレルブランドの⼯場が集まるダッカ。⾐料品⼯場で働くシムは、厳しい労働環境にあえぐ同僚たちと労働組合を結成すべく⽴ち上がる。⼯場幹部からの脅し、夫や仲間の反対に遭いながら労働法を学び奮闘する…。

バングラデシュの織姫、搾取野郎に怒りの組合活動という映画。単純だけど、根は深い問題だ。日本でも安売り衣料品は、貧しい国の厳しい労働環境に頼っている。

それが資本主義だと言われればそうなんだが、ミシンが発火して死亡するとか、夜中まで働く、それも泊まり込みで。残業しても残業代も支払われない。一日のノルマを達成するためにこき使われる。文句を言えばすぐに解雇される。

組合運動もまず立ち上げるところから始まり、苦労ばかりなのだ。それが見つかって解雇されるとか。でもこのぐらいの小規模で各自意見を出し、立ち向かっていくのが本当の組合活動かもしれない。日本の組合活動は、上の指示に従って歯車のように動くだけだ。選挙のときだけはしゃいで。

やっぱ個人個人が問題意識を持って対峙していかないと駄目なのかもしれない。映画は組合が認可されるまででこれからというところで終わる。

インド映画だとダンスシーンがいきなりあるのだが、この映画では結婚式のシーンが組み込まれていてのダンスシーン。小さい頃からみんなダンスが上手いんでびっくりする。あとインド映画風なCMと現実のギャップがすごい。

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