くたばるか雷雨待つかのツクツクボウシ
台風が来ているのか、やはり雲の変化は見ていて楽しい。夕方になるとやはり秋の風を感じる。外に出ればいいのだが、昼頃外に出ると最悪だった。昨日は休日だったんだな。いつのまにか「山の日」とか出来て。「海の日」があるからなのだろうか?休日が良くわからなくなっている。月曜でも図書館が開いているのでいいんだけど。
町田の図書館に本を探しに行ったのだがなかった。文藝春秋の芥川賞特集も出ているかと思ったらまだだった。読まなければ読まないでもいいのだが。それより積読本をなんとかしたい。
サイード『文化と帝国主義〈2〉』は相変わらず読みにくい本だった。著者が「1」と変わってないのだから、そうなんだけど、とりあえず気になるところだけでも読もうと思って「イェイツと脱植民地化」を読んだ。アイルランド独立運動の中心的人物だったのか(実際には違うようだけど、文学的にか?)、詩でそのようなイギリスの帝国主義に抵抗するアイルランド・ナショナリズムの詩があるという。それは後にネルーダやエメ・セゼールに影響を与えたとか。詩が出てくるが嬉しい。エメ・セゼール『帰郷ノート』チェック。
イェイツは大江健三郎の小説でも取り上げられていた。「ヴィジョン」が幻視的世界観なのだが、それが後世に影響を与えて独立運動になったりしている。つまり預言書的な詩なのかなと思う。後にイェイツは困ったナショナリズムをかざすのだが、その時はそういう時期であって、それによって前作が駄目ということにはならないというのがサイードの意見だった。
ポスト・コロニアルならサイードの理論書よりも、実際に南アフリカの「アフリカーナ」という微妙な立ち位置(イギリスの帝国主義には抵抗するが南アフリカのアパルトヘイトのオランダ系白人が両親)であるJ・M・クッツェー『サマータイム、青年時代、少年時代──辺境からの三つの〈自伝〉』のほうがわかりやすい。クッツェーはイギリスへ留学して青年時代を過ごすのだが、IBMのコンピュータ会社に就職して、安定性のある生活を送るのだが女の子とのセックスやら、詩人を目指しているので奇異な目で見られたり、イギリス女よりフランス女とやりたいとか、北欧系もちょっといいかもと思うが知り合うイギリス女は最低だという話だった。それでも彼女を孕ませたり、精神の病んだ彼女が出来たりするのだが、全体的にはIBMの奴隷となって働くアフリカーナということだった。あと100ページぐらいで「サマータイム」なのだが、そこでポストモダン的仕掛けがあるようだ。
腹が痛い。昨日買った魚が良くなかったのか?ちょっと休憩。体調不良なんでさっさと済まして寝よう。図書館に行って目当ての本がなかったのだが、『空気の日記』というコロナ禍での詩人が日記を綴った本を借りた。例えば8/13日だと、千葉・市川の柏木麻里という人が雷雨を待っている。ツクツクボウシが鳴いた。あした友人に会うが違う生き物になっている。東京の感染者は206人で南米アンデスで高地に住むネズミが発見され、生息高度記録が更新されたとか、どうでもいいニュース。これ2020年だった。
自分の日記を見てみる。noteにはない。ツイッターは8/13はなしでその翌日8/14があった。
誤字脱字をそのまま上げるけど、アグネス・チョウはどうしているのだろうか?忘れてるな。と思って調べたらXをやっていた。
中国問題はどうしたんだろう。アメリカに亡命したのかな(カナダでした)?あまり関係ないといえば関係ないのかもしれない。それよりフワちゃん問題が騒がしい。これも1年後は誰も覚えてないと思うが。関係ないと言えば関係ない。
夏が暑くなっているということは継続問題としてあるのかも。雷雨が恋しい。ツクツクボウシまだ聞いてないな。今日の一句。
大抵のことはどうでもいいことなんだと思う。ただ生きていることは重要なのだ。それだから日記を書いたり俳句を詠んだり蝉が鳴いたりする。
図書館でも一時間ぐらいなんだよな。集中できるのが。日記を付けるのもそんなもんかもしれない。だから何かを残すというのは大変なんだ。
昨日はそのあと映画館に行ったのだが、また爆睡していた。映画館は昼寝するには快適な場所なのかもしれない。あとで感想を書く。今日の一首。
あまり思考力がなかった。
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