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黄金にきらめく葉っぱも散ってゆく

ウィンドウズ11の新しいものにアップデートしようとしたが途中で止まってしまう。今ので不満はないのだが、やるときにやっておけば便利なのかと思ったのだが思うように進まない。ユーチューブで動画を観ながらやっているのだが。そんなんで一日が終わった。

まあ、昨日は返却本を図書館に返すぐらいしかなかったのだが、『チェヴェングール』の残りを読んでしまおうとおもったが残り100p.でも手こずった。なるほどこれは傑作かもしれない。あとで感想を書く。

「シン・俳句レッスン」も少し。テキストにしている坪内稔典『俳句いまむかし』が返却期限が過ぎているので、残りを少しやった。これは昔(と言っても新しいのもあるが)、今(これも俳句としては古いようなのが多くある)の俳句を並べて季語の変遷を見るというような思考だ。季語に重点を置いているので、今の俳句が伝統的だったり、昔の句の方が革新的だったりする。芥川龍之介はやはり句が革新的だと思った。今の俳句も地方性を重視しているような句が多く、伝統俳句の系譜だと思った。でもいろいろな俳句を知るにはいいかな。続編の本もあったので今日借りてこよう。

読書はだらだらウィンドウズのアップデートが進まないので、仕方なくネットが出来なかったので進んだようだ。

あと録画でETV特集「2014 ガザからの報告~イスラエル・パレスチナ紛争~」を観た。インタビュアーが先日観た映画の監督土井敏邦さんだった。元イスラエルの人だったパレスチナ人のが国家というものを捨て個人として生きていくのだが分断の壁は、想像以上に厳しく、イスラエル人の理解者とも敵対関係になっていく。そもそもお互いに人間であると思っていないという。それはかつての奴隷を人間と思っていない思考に近いのかもしれない。そんなことは当たり前のように世界にはあるのだった。日本でも移民の人権などないものだと考える人がいるのだ。人権というのはまだまだ新しい思考なので、世界はそうはなっていないということだった。

このインタビューが2014年のものでその後のガザ攻撃でこの人とは連絡がつかなく家も破壊されたという。そういう現実をまざまざと見せられるのだが、我々が生きることはそれとは別問題なのかもしれない。どうにもできない世界を思うよりも個人の生き方を問うほうが重要だと最近思えてきた。それはガザの子供たちが読みたいのはやはり平和なくだらない絵本だと思うのだ。先日観たETV特集の絵本作家の人の生き方に共感した。真面目な生き方でも袋小路にハマって絶望状態というのがプラトーノフ『チェヴェングール』だったのかもしれない。この状態はロシアよりも今の日本人に近いかもと思った。登場人物の名前も日本人というのだ。

WOWOWで小津映画のリメイクドラマを観た。なんかな息子が癌になってどうしようもない親がそれでも息子と一緒にいたいというドラマなんだが、現実的ではないな。感動というところで現実無視の結末だった。こんなドラマばかり見せられる。

そういえば部屋に引きこもっているといろいろ不平不満が多くなっていくのを感じる。どうしてこんな奴らばっかなのだろうとか?自分もそういう人生を送ってきたのだが。いま一番嫌なのが生活のためという理由で問題を先送りすることだ。先送りすることで未来には解決できるだろうと思っていたのが、ますます解決は程遠く、最悪の世界になっていた。俳句や短歌ぐらいしか作る自由もないのかもしれない。今日の一句。

黄金にきらめく葉っぱも散ってゆく

今日の一首。

パソコンの更新の時間を無駄にし秋の葉っぱは散ってゆくかな

いまいちだけど言いたいことはそんなところの人生だった。

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