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ノーベル賞ハルキストは大騒ぎ

降ったり晴れたり。秋の天気は気まぐれだった。昨日も午前中は雨が残っていたが、傘は壊れてしまったので、その代わりに買った傘を置き忘れるということをしたので、今日は傘なしで出かける。雨が上がる予報を信じた。

図書館に行って二冊返却。そのうちの一冊はまた読まずに返却した(というか短歌雑誌を借りようとう思ったら俳句雑誌を借りてしまったのだ)。今回は間違いなく短歌雑誌を借りて、また短歌本(アンソロジー)を借りた。

鮎川信夫「死んだ男」の続きが読みたくて『鮎川信夫詩集』を借りた。やっぱ好きな詩人のようだった。今日はその鮎川信夫の詩を借りて「シン・現代詩レッスン」。かなりギリギリのところを発露しているのかもしれない。

岡井隆『私の戦後短歌史』を読んで、今日返却出来る。予約本の連絡がはいったのだ。『蝦夷地別件』も上巻しか読んでないから借りてくるか?

昨日は『双調平家物語』を90p.ぐらいまで。壬申の乱に突入。このへんは『万葉集』とか『百人一首』で。有間皇子は短歌で感じていたのは違って駄目皇子だった。藤原鎌足が中大兄皇子から安見児をもらったときの歓喜は伝わってきた。もう五十五歳なのに若い美人の皇子の妻を貰い受けたのだ。普通に考えるとおかしいと思うが、物語の中に入ってしまうと大化の改新で重要な役どころだったのに、幸徳天皇(軽皇子)から顧みられずにやっと褒美を貰ったという感じ。当時の女性はそういうもの扱いだったのだ。『源氏物語』もその延長だった。

J・M・クッツェー『その国の奥で』は南アフリカのアパルトヘイトの現状をアフリカーナ(南アフリカの支配階級の白人)の娘の立場の手記で、そういうもの扱いを描いた小説だった。

そう言えばノーベル文学賞の時期だとか。別に誰が取ろうと関係ないのだが村上春樹以外だったら誰でもいい。ノーベル賞を取ることによって書籍化されたりするので、海外文学のおすすめ本だったりする。J・M・クッツェーもノーベル賞作家だった。

今日の一句。

ノーベル賞ハルキストは大騒ぎ 宿仮

紫の式部ったらノーベル賞 貰いそこねてノーベル呪う やどかり

もう二人とも故人だった。

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