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木阿弥や葉月寝返り夜長月

昨日は引きこもり。足の豆が潰れて痛かったのと観たい映画は午前中だったので間に合わなかった。映画の日だけどシニア料金だし、無理につまらない映画を見ても眠ってしまうだけだと。部屋で『キングダム』のアニメを見ていた。結局、戦争ものであり、シンの言う正義の戦争なんかあるのか?という話なんだが。大将軍というのが幼い頃の親友との夢であったということだった。アニメでは王騎将軍の死のシーンは見てなかった。4あたりにあるのかな。そのままアニメオタクになりそうだった。「推しの子」も新作を見た。だんだん飽きてきてしまうな。なんだろう。結局、売れたもん勝ちということで、そういうのは多くのプロが関わっているということなんか。アイドル誕生も流れがあるし、漫画家先生も売れてなんぼみたいな話だった。

自分の「百人一首」が出来ないのはそれほど和歌が好きじゃないからかもしれない。まだ十ぐらいしか選定が出来てない。『万葉集』もそんなに好きな和歌がなかった(十もない)、『百人一首』も2・3だった。もともと塚本邦雄が『百人一首』には名歌がないというのは本当だったのか?

「百人一詩」は39まで行ったのだが40詩目が今日借りる本にかかっているな。今日はカミングスで詩のレッスンをしよう。カミングスの詩集を借りてきたのだが、これと言ったのがなかった。やっぱ、アンソロジーみたいな本の方がいいのか?家にドイツ詩集があったか?

読書も部屋ではあまり出来ない。清岡卓行『アカシヤの大連』を少し読んだ。もともと詩人だった人が小説を書いて芥川賞を受賞したわけだが、私小説なのか、あまり進まない。電子書籍で北原白秋『フレップ・トリップ』を読んでいるが、こっちは面白い。白秋の北方領土紀行。白秋の文体がぶっ飛んでいた。不倫して姦通罪になり、詩も発禁処分になったりして、小笠原の暗い(引きこもり)時代があり、樺太の視察団みたいな旅行で、このあたりで翼賛的な日本の詩人になっていく。今読むと差別用語も多いのだが、ぶっ飛んだ歓喜の文章で面白い。この頃から民謡とかも興味を持っていたのか、そうした庶民の生活とかの描写もある。また最初の歌集『桐の花』を出す時期でその短歌も掲載されていた。やっぱ上手いなと当たり前に感じてしまう。白秋は独特の文体があるよな。それが日本の戦争協力となっていくのだが、詩人の第一人者だけのことはあると思う。

昨日は暑い部屋でだらだらしていたわけだが、夕方買い物に出たら外は涼しかった。スーパーはこの時間帯に買い物客も多く混雑している。なんか夫婦で買い物をしていると場所を塞いでいるのでイライラしてしまう。歩きスマホなんかしている奴も多いし、どうしたものかと。暑いせいもあるんだけどイライラは禁物だ。アイスの量が増える。

体重もなかなか減らない。あと『百人一音』が一番進むのだが、その音楽にいい気持になって寝てしまうというのがあるな。このあと続きをやるが、また昼近くまで寝てしまいそうな気がする。映画館を予約しておくという手があるのだが、ラッシュの時間帯も苦手だしな。よく我慢して乗っていると思うよ。今日の予定もなかなか決まらないな。きっぷを見つけるこだな。本の栞にしているのだと思うのだが見つからない。あと靴も買う必要があるかも。今日もだらだらの八月でこんな風に過ぎていくのだろうか?去年は何をしていたんだろう。

今日の一句。

振り返る八月の記憶よ昼寝して  宿仮

こんなんでは駄目だな。昼寝は季語にあるような。

振り返り昼寝して寝返り  宿仮

いまいちか。

寝返るは昼寝して元の木阿弥  宿仮

木阿弥の故事からなんか出来ないか?

八月の寝返る夏や九月なり 宿仮

こんな感じか?九月は長雨月にして、

八月の寝返る夏や月ながめ  宿仮

なかなか出てこない。今日の一首。

八月の
昼寝で寝返り
もう九月
元の木阿弥
夏休み鬱

これもいまいちだった。多行俳句にすれば少しは変わるかも

木阿弥や
葉月寝返り
夜長月

これにしよう。

ユーチューブで見つけたコラ奏者の歌姫が良かった。


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