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スクラップにしたい映画かも

『コンペティション』(2021年/スペイン、アルゼンチン)監督・脚本:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン 出演:ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネス

解説/あらすじ
大富豪の起業家は、自身のイメージアップのために一流の映画監督と俳優を起用した伝説に残る映画を作ろうと思い立つ。変わり者だが、あらゆる映画賞を総ナメする天才女性監督、人気と実力を兼ね備えた世界的大スター、そして老練な一流舞台俳優の 3 人が集結し、ベストセラー小説の映画化に挑む。しかしエゴが強すぎる 3 人はまったく気が合わず、リハーサルは予想外の展開を迎えることに――。果たして映画祭のコンペティションを勝ち抜けるような傑作は完成するのか!?

coco映画レビュアー

ペネロペ・クルスは前作ペドロ・アルモドバル監督『パラレル・マザーズ』が良かったので期待したのだが、つなぎの映画という感じのコメディだった。詰まらないということはないのだが、感動はイマイチかな。

ペネロペ・クルスがエキセントリックな監督役で、ある大金持ちの資本で映画を作ることになり、二大俳優を抜擢する。一人は演技派の玄人好みのベテラン俳優で、もう一人は人気のスター。その二人が『ライバル』というノーベル賞作家の原作映画を制作することになるのだが。

映画界の内幕ものでパロディ的な演出なのだろうか?俳優たちの過去の受賞トロフィーをスクラップするシーンが面白かった。カンヌのパルムドールとかも監督自らスクラップにするのだが。

演技合戦というか俳優の騙し合い。実際にはどうなんだろう。ここまではないだろうけど出資者の娘を使うとかありそだった。そういうコネはあるだろうね。ただ結末はなんか曖昧な感じだった。パーティの後に役者が死ぬのだが、その役をライバル俳優が演じたことにするなんて無理過ぎる展開だろう?まあ、映画だから。

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