神がかり的展開
『源氏物語 13 明石』(翻訳)与謝野晶子( Kindle版)
『千年の恋 ひかる源氏物語』で入道を演じたのは竹中直人でその胡散臭さがよく合っていたのだが明石の君は細川ふみえだったんだな。こっちはあまり印象になかった。
またYou Tubeで与謝野晶子『源氏物語』があるので読むのは面倒な人はこれを聴くと良いと思う。ただ朗読は結構集中力がいるので読むほうが早いかもしれない。
「須磨」から雰囲気が大きく変わるのかと思ったらあっさり政界復帰になっている。その間に天変地異や右大臣家の病などいろいろあったのだが、もう少し貴種流離譚を続けてもらいたかったが神業というご都合主義的な感じを受けざる得ない。まあ入道とのジャムセッションは、映画『犬王』を連想させたりして面白いのだが、『平家物語』の影響も受けているのか、『源氏物語』から『平家物語』と発展していたのかその当たりの関連性も興味深い。光源氏はもう少し苦労させた方が良かったよね。入道の力によるところが大きい。
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