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スーパー爺さんになる方法

『たっぷり生きる』日野原重明 , 金子兜太 (著) (角川ソフィア文庫)

98歳の現役ドクターと90歳の現役俳人が、人生を主体的に楽しむ心構えを公開。「いのち」「健康と日常生活」「未来志向」など幅広いテーマを自在に語り合う、読むだけで元気をもらえる長寿快翁の生き方指南書。

二人共すでに故人だが、日野原重明は105歳まで生きたということです。長生きがいいのか、どうかはその人が決める人生だけど、可能性としては十分百歳超えというのもありうるわけです。50歳で半分という。

金子兜太の俳句の本だと思ったら、日野原重明の長寿の本でした。題名に偽りはなかった。健康法とか話しています。俳句の話しは少しだけ。

健康の秘訣はうつ伏せに寝るということなんですが、枕が必要(頭とお腹と股の間に、抱き枕の感じですか。)なのか、普段通り寝ると苦しいかった。仰向けは、呼吸も浅く、良くないらしい。動物は仰向けに寝ないということです。

それと、呼吸法。毎日10秒息を吐き続ける。吸う方は勝手に吸うから、息を吐くことを意識する。腹から出し切るという感じで、丹田の呼吸法らしいです。声を出して吐いたほういいようですが。

あと基本は歩く。かかとを付けて頭にものを載せたつもりでモデルのように意識して歩く。これがなかなか出来ない。最近躓くことが多いのでどうしても下を向いてしまいがち。

あと若さは首にでるそうです。首は回して柔らかくしたほうがいいそうです。食事は八分目じゃなく、七分目。塩分控えめ。オリーブオイルがいいということです。結構、あるんだ。それを守ればスーパー爺さんになれるということです。たぶん、書いているうちから忘れてしまう。

俳句はアミニズム(自然信仰)で、なにごとも自然と共に過ごすということですが、日野原重明先生はキリスト者でした。そのへんはいい加減。

金子兜太は新興俳句の人で、俳句が古典に返っていくのはけしからんと考えているようです。新しい言葉を取り入れる。季語に左右されない。日々生きる中で俳句を作っていく。アニミズムは土に還るということだそうです。

あと良いストレスを与えるというのがありました。悪いストレスは駄目だけど、早起きして散歩するとか、ちょっと気分が乗らないことをする。多少緊張感がない生活は良くないということです。



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