短歌レッスン85
茂吉短歌
なんという歌なんだ。『赤光』の中の「死にたまふ母」の一連の連歌の中の一首です。短歌を私小説的に詠んだのですが、茂吉の異常さと冷静さが相まっている歌です。センチメンタリズムもないリアリズムなのか?ただ茂吉の芝居気も感じるわけで、そういう冷静さを持った医者であると。医者であるから異常者的に感じるのか?「かはづ」に問うて観たい気もします。答えはないでしょうけど。
模範十首
今日も福島泰樹『中也断唱』の続きです。
「五月ゆく」の歌だけでは、何が縫い付いているのか、よくわからんが詞書にあるとおりだとすればたこ八郎の亡霊か?
酒瓶の花がたこ八郎らしい。
福島泰樹もボクサーだったからボクシングの描写が上手い。
「人生に敗者復活戦などあらぬ」の下の句。人生で何が勝ちかによるよな。酔っ払いすぎ。
「まなこみひらきたいりし人よ」はたこ八郎を指していると思うが、そういうファンはいたのだから一概に負け組とは言えない。
「うたの日」お題
すでに11時になろうとしている。今日もやる気がなかった。「籠手(こて)」「手品」「品川」まで投稿終わっている。「川柳」「ししゃも」「偏見」「見てみたい景色」「色々」
今回もむずかしいな。「川柳」はうたで題で詠むか「川柳」らしさを出すか?題だろうな。
「ししゃも」は「子持ちししゃも」になりそうだ。「ししゃも」も貧乏の代名詞でもなくなったしな。酒の肴として、ブルースっぽく、詠めるかもしれない。
「偏見」は直情すぎるからパスだな。
「見てみたい景色」なんてないな。それを詩で作り出せるか?『パトリックと本を読む』の短歌編だよな。
「色々」は色々ありすぎてかえって悩む。
もうひと工夫欲しい。
まだブルースが足りない。
他に浮かばないならこれだな。もっといい歌にしたいけど。
結果
❤一つ。今日は自分でも満足してないからどんまいかと思った。ししゃもだとみんな子持ちししゃもになるからな。
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