短歌レッスン53
朝早く起きてもホットカーペットからなかなか抜け出せない。しばらく本を読んでいるとそのうち寝入ってしまう。駄目なパターンだった。予定もないから。
釈迢空短歌
敗戦後のうただろう。「やまとをぐな」は日本神話にでてくるヤマトタケルの幼名らしい。「をぐな」は幼い男の子ぐらいの意味だろうか?
この「やまとをぐな」は晴洋のことであるだろう。ヤマトタケルが日本を統一するために東国へ行く。しかし、その途上で死ぬ。そして世界へ出て行くが無駄死にだった嘆きが歌われているのだろう。
「あなかしこ」は恐れ多いとか手紙の文末で使う女性の尊敬を表す言葉であるそうだ。つまりそれが文頭にあるということは、本来言ってはいけない言葉だったのかもしれない。和歌が天皇の為に遡上するためのうたならば、そういうことになるだろう。そして1字空き。そこに時間的な距離があるのだ。それ以降のうたはもはや天皇に遡上するためのうたではあるまい。
二句目は八音である。「やまとをぐなや」で七音で済まされるのに、あえて「ー」で詠嘆を伸ばし続けているのだ。そこに込められて絶望の叫びが破調してもあるのだろう。
三句目と四句目は連結させている。これは釈迢空のリズムであり、区切れないのである。そしてまた1字空き。そこにまた時空の距離がある。
最後の「なりましにけり」はやっぱ靖国の神になったということか?最初と最後は繋がっているように思える。その間に悲痛な個人の叫びがあるのだろう。
模範十首
久しぶりに寺山修司にする。『短歌のタイムカプセル』からわたしが見落としている短歌
全体にロシア文学っぽいのは、最初の番人とラストのニ首はチェーホフ『かもめ』を連想させる。ブルースなのはアフリカとピースの罐。クロッカスとモカ珈琲は現代的だけどモカ珈琲は啄木の影がちらつく。故郷を歌った針シリーズ。バラエティーにとんでいる。
『新版 20週俳句入門』
初心にかえって今日も俳句の勉強から。上五の切れ字「季語+や」以外のものを。これは「かな」「けり」を置くことも出来るし音の短い言葉に応用可能なのか。
写生句になったけど。亀虫が静かに匂いを嗅いでいるとしたかったのだが、亀虫が匂って来たら失敗作だ。
「うたの日」お題
今日も出遅れてすでにすでに15時までのに投稿した。今14時すぎだから見直せたらいいと思う。
今日の私のテーマが青だったから、青のうたにしようと思っていたんだが青といえば牧水。そして焼酎というお題もピッタリだった。ただ付きすぎの面もある。それにまったくのフィクションだった。ただ牧水は宮崎だった。まあ宮崎の人はなんていうか知らなし、勢いだった。
これまでのトップ短歌
これは上手いのか。でも西日の当たる部屋に住む人はいるのだろうか?うたの世界だと思うが。これもフィクションだよな。それと沈んでゆく陽なのだからチャンスじゃないか。そういうことではないよな。色褪せていくのだから。なんとも微妙なうただ。
こんなもんかな。上手く作れなかったがかつて住んでいたアパートが西日のあたる部屋だった。近くに八百屋があったのも事実。なんか昼過ぎに起きても出るに出れないのだった。監視されているのじゃないかと思って。ちょっと病的になった頃だった。
もう少し上手くつくれるかも
前半と後半のいれかえた方がいいか?
寺島修司を取り上げていたのだ。「郷」だと故郷ぐらいしか思い浮かばないか?郷ひろみは?
こういうのは諧謔だから駄目なんだよな。
これはお題が難しと思ったがただ「さん」を付ければいいだけだったのか?上手いかな?諧謔だよな。なんか嫌な感じの歌がするのは、「子持ちししゃもの果てなき咀嚼」が産まない女性への蔑視になってはいないか?ということだ。伯母さんの人生を否定している。
難しい。素直に~さんで詠んだほうがいいのか?新聞屋さんとか八百屋さんとか
普通かな。
「薩摩芋」
勢いがいいのでこれに投票。意味はよくわからなかったのだが。石焼き芋売りのじいちゃんなのかな?
そのまんまの記憶。
「焼酎」
上句と下句のあいだに1字空白を入れたかったのだ入れ忘れて時間切れ。まあ普通の短歌だから問題ないでしょ。
事実を述べてもしょうもない。どう我と関わるかだ。
やっつけ仕事みたいな時事詠。
結果
牧水が宮崎県人というところを攻められた。でもこれがなんで貶している歌と思われるのかな?鹿児島の人と宮崎の人は中が悪いのか?
薩摩隼人が青空の下、芋焼酎を飲むというイメージなのにな。まあ、綿密に調べない自分が悪いのだけど。イメージだけで詠んでいた。
トップ
まあまあかな。焼酎じゃなくてもいい感じだが、九州人なのだろう。
まあまあかな。ロケットの平和利用だが「切り離された」という言葉がよみ手の感情にささるのかな。
エロ写真のような短歌だ。そこを狙ったのならいい歌なのか疑問に残る。自慰的な感じがしてしまう。
「しろくまの爪」は反抗期の跡なんだろう。憤っている歌のかと思うとそうも感じられない。最初の言葉のほうがインパクトが強いからかな。上句と下句は、逆の方がいいよな気がする。
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