短歌レッスン93
塚本邦雄短歌
「貝殻追放」とは、オストラシズムという古代ギリシアの僭主を出現させないために作られた投票システムで、正確には「陶片追放」が正しいと。どっちでもよくわからん。追放された「冬の旅」ということらしい。荷物をまとめるのもままならぬうちにトランクを針金で締めたという歌。まったくわからん。塚本邦雄の孤立した様を読んでいるとか。まだ茂吉の風呂敷の歌の方がわかりやすいな。
模範十首
今日も大島史洋『斎藤茂吉の百首』から、これが最後。
「おもふことあり」が字余り。茂吉だと5音でまとめるのが不可能とする読みなんだな。「あり」が余計なのか。だらだらと生きている感じか?
「売犬」という言い方。皮肉にも読める。日本を売った犬どもというような。「桃太郎」で忠犬かと思ったらそうでもなかった。「賢くなれよ」はそれでも生きろということか?
茂吉は食べることと性欲の歌が多いという。生活詠か?日記的な。
これも生活詠の孫の歌。「ぷらぷらに」で頼りなさそうだが、しっかり斎藤茂一と主張するところが茂吉らしさか?解説ではそれが可愛いとするのだが、別に可愛くねえよ。
戦後「第二芸術論」を言われた時の歌だそうだ。茂吉にも危機意識はあったのだ。まあ、滅ぶことはなかったけど。そして茂吉崇拝がやってくる。
『今昔物語』をモチーフで「まらのくるぞや」とうわ言を言った尼の歌だという。鬼畜米兵に女は強姦されるを連想させる歌だな。
敗戦の時にユーモアの歌と言われてもなあ。
こっちの歌の心情の方が強かったと思うと前の歌は負け惜しみのようにも取れる。
敗戦を受け止めた茂吉短歌。
空襲時の歌。このユーモアは負け惜しみだろうな。「銀杏」というのが茂吉エネルギーのような感じを受ける。
「あまのはら」は日本本土だろう。真っ赤な柘榴に喩えている。
「うたの日」お題
「師」「走」「ティー」「茶」「一」「乱」「図」「年の瀬」「ラストスパート」。
「師」は投稿終わっていた。一文字のお題は苦手なんだよな。一文字だから何でも詠めるというのだが。今日は「一」に挑戦しよう。ほぼ自由詠みたいなものかも。
平凡だ。こういう時は逆からゆく
一文字じゃないものな。三十一文字だ。
三十一文字を生かしたい。最後の言葉だな。
これにした。僭越にも句跨りやってしもうた。わかってくれるかな?
結果
またしても痛恨のミス。「ー」はダッシュだった。お題間違い。それでも❤2つと♪一つ。どうなっているんだい。まあ、でもお題間違いがなければ過去最高傑作だったと思う。句跨りのテクニックを身に着けたのだから。
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