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リメイク作品が見たい日活ロマンポルノ

『桃尻娘 ラブアタック』(1979/日本)監督小原宏裕 出演竹田かほり/亜子/原悦子

あらすじ
大好評の、橋本治原作『桃尻娘』の再登場。今回は翔んでるメロウなシティガール・レナと裕子がピンクサロンにアタック。とまどいながらも大胆におくる学園生活をソフトタッチに描く、青春エロス。主演は前作と同様、探偵物語で活躍した竹田かほりと健康的な肢体が魅力の亜湖。そして、当時の大学生のアイドル・原悦子、栗田洋子が加わり、一谷伸江、相川圭子、梨沙ゆり、山下洵一郎、小松方正らベテラン勢、そして原作者橋本治も特別出演する。監督は小原宏裕。なお、竹田かおりがリズミックな主題歌を歌う。

日活ロマンポルノだったのか?原悦子は懐かしい。学園ドラマとしては『ハレンチ学園』の延長のようなエロティック・コメディなんだが、やりようによっては現在でも通用するフェミニズム作品になりそう。それが面白いか別にして。

榊原玲奈役は竹田かほりで知識がある女子高生。対するおバカキャラとして、亜子演じる裕子のシスター・フッドものと言える内容だが、妊娠・中絶問題を軽く扱いすぎているのは男性監督だったからだろう。今女性監督が作ったらどうなるのか、少し興味がある。

亜子が望まない妊娠をしてしまい、中絶費用を捻出するためにピンサロでバイトすることになった二人。そこの先輩ピンサロ嬢として働いているのが、その店でナンバー1ホステスの原悦子演じるドヌーブさんだった。彼女のプロ意識を目の当たりにして、裕子はライバル心を燃やすのだった。

同性愛の男子も出てきてこのへんの展開も面白い。ラブコメ路線だけど。いま作ったらいろいろなテーマにアプローチできる作品になっただろう。

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