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紫陽花や式部は嫌ひ手折せぬ

紫陽花は撮り溜めしているので、写真はあるのだけど流石に今日は外に出たいのに雨。雨予報で金曜日から降ると思ったがなかなか降らないで、今日になって完全に雨だった。

日曜日なのでNHK短歌と俳句を観なければ。「シン・短歌レッスン」はすこしやったが、「シン・俳句レッスン」を全然やってなかった。仁平勝『俳句が文学になるとき』は尾崎放哉だが、あまり面白くない。それまで読んでいた知識内のことで目あたしさがなかった。

またこんな時間になってしまった。「シン・俳句レッスン」で仁平勝『俳句が文学になるとき』を読んでいた。もう読み終わるから、この日記のあとで感想文。NHK俳句も始まった。

読書は低調だった。昨日も『麗姫と始皇帝~月下の誓い~』を十話まで見たところキリがないと思って『漢詩を読む』を読み始めた。麗姫が後宮にはいって苛めに遭うのだが、最初に何か詩でも吟じて欲しいと言われて教養のある詩を披露するのだが、それは元故郷の国の王を忘れないという始皇帝に当てつけた詩だった。けっこう中国ドラマには漢詩とか出てくるのだろうか。その前も詩経を読んだシーンがあったのだがそれは宮廷で読むには下品過ぎる詩だとか言っていた。その詩はわからないが楚辞を読みたいと思ったのだが、けっこう難しかった。

NHK俳句は二物衝動だった。

紫陽花や紫の嫌う花手折せず  宿仮

紫は紫式部なんだが式部の方がいいかもしれない。紫だけだと宮廷の聖なる空間だと思われない。手折(ており)は手籠めにする意味だが、それだから外に咲き誇る花ということ。

紫陽花や式部は嫌い手折せず 宿仮

『異聞源氏物語 紫陽花』もアイデア倒れだったな。

後宮の
花は手折られ
歌われる
紫陽花咲き乱れ萎れ
五月晴れ見よ

イマイチだった。


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