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フォークソングの源流を探る

『アメリカを歌で知る』ウェルズ 恵子 (祥伝社新書– 2016)

アメリカが自由の国として輝いていた時代、そこにはいつも歌Fがあった。 それらの歌にはどのようなルーツがあり、なぜ長く歌い継がれてきたのか。新天地アメリカが発展し、国土が拡大していく過程で、歌に人々は何を求め、何を託してきたのか。そして、それらの歌は、なぜ後世にのこったのか。 本書は、フォークソングの源流を探り、歌詞に込められた深い意味を分析、歌が誕生した社会的な背景に迫ります。 アメリカ音楽の魂を訪ねる、スリリングな旅!

ブルースの項目がちょっと物足りないと思ったら『魂をゆさぶる歌に出会う』と『黒人霊歌は生きている』の続編のような、本書はフォーク・ミュージックの変遷からカントリー・ミュージックの源流について語っている。白人中心の音楽ということで、鉄道従事者(アメリカ開拓)、船乗り(アメリカ移民)、炭鉱夫(工業化社会の発展)とアメリカの歴史の中で歌が示してきた役割について述べている。フォーク・ミュージックのベトナム反戦の60年代まで。その後の公民権運動からBLMと保守化していきトランプ政権を生み出す歌はどうなんだろう?(2021/04/21)

関連書籍:『魂を揺さぶる歌に出会う』ウェルズ恵子




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