カナダの天才ピアニストは二人いた
『オスカー・ピーターソン』(2020年製作/81分/G/カナダ)
オスカー・ピーターソンがカナダ出身だとは知らなかった。カナダで天才ピアニストとしてアメリカでデビューしたという。「ジャズ界の革命児」はオーバーな表現だな。どちらかと言うと保守的なスタンダードを得意とするオーソリティ。テクニックは凄いというような。
オスカー・ピーターソンと言えばJATPのメンバーで日本に来た時に穐吉敏子を知ってアメリカでデビューさせたことで日本では有名だった。穐吉敏子のインタビューがあれば面白かったのにと思った。
日本ではテクニシャンだけどイマイチ人気がないのはカナダ人だったからか?。影響力という面でも上手すぎてワン・アンド・オンリーのピアニストだったということで、スタンダードはいいけどオリジナル曲がないと思っていたが、「自由への讃歌」というキング牧師に捧げた曲はオバマ大統領の就任式に歌われたとか。知らないことがけっこうあった(それほどファンでもなかった)。
それにしてもカナダでの人気は国民栄誉賞並にすごいと知った。カナダ出身の黒人ということで、重さよりは軽快さがあったのか?
オスカー・ピーターソン・ファンは面白いと思うが、いまいち演奏シーンが少なくて説明が多いドキュメンタリーだった。こういうドキュメンタリーはもっと演奏シーンを流してもらいたいと思ってしまう。
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