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クリスマスツリーの下には人だかり

もうクリスマスなのか。あまりにも世の中が明かりすぎて嫌になりますよね。病院のヒマラヤ杉にもライトが灯されるのだった。

読書。富岡多恵子『釈迢空ノート』はかなりエグいです。折口信夫の隠された同性愛短歌を読み込もうとする内容で、
柳田國男が折口の弟子に言った言葉を深く考察している。

「加藤君、牝鶏になっちゃいけませんよ」

富岡多恵子『釈迢空ノート』

それを受けての折口信夫の言葉。

「同性愛を変態だと世間では言うけれど、そんなことはない。男女の間の愛情よりも、純粋だと思う。変態と考えるのは、常識論にすぎない」きっぱりした語調だった。
「柳田先生のおっしゃった意味は、ぼくには良くわからないけれど、師弟というものは、そこまでゆかないと、完全ではないのだ。単に師匠の学説をうけつぐと言うのでは、功利的なことになってしまう」

富岡多恵子『釈迢空ノート』

それでも中学の先生を辞めた後に生徒との共同生活はちっとやりすぎかも。その前に夏休み旅行も行っているんだよな。
町田康が富岡多恵子に「あんた折口のところにいたら、完全にやられるわよ」とか言ったとか?

ワールドカップを観る。「ウェールズ対アメリカ」。イギリスはイングランドとウェールズが出ているのか。この民族的な闘いは熱いよな。TVを観ながら。

ダグラス・スチュアート『シャギー・ベイン』シャギーの姉は家を出るために結婚したのだけど、そこも似たようなところなんだよな。兄は秘密の隠れ家を見つけて、オカマのシャギーにイジメられないような歩き方を教え友だちを作れという。そんな兄も友だちがいそうもないのだが。家族紹介の章だった。

映画『ザリガニの鳴くところ』

今日の「うたの日」投稿短歌。

お揃いのサムライブループレゼントきみのゴールはオリバー・カーン
『 青 』 やどかり #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=3157a&id=51

うたの日

そろそろサッカーを観ます。

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