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シン・短歌レッスン

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2024年1月の記事一覧

シン・短歌レッス111

シン・短歌レッス111

王朝百首

「若草の宮内卿」と言われた歌だそうで、雪斑の中に若草が萌え始めている様がなんとも美しいという。その作成年齢が15・6歳の頃で千五百番歌合で寂蓮の和歌に勝ちを得たということで話題騒然となった少女歌人なのだろうか?その素質は後鳥羽院にその才能を認められ俊成卿娘と切磋琢磨したという。わかりやすいと言えばわかりやすい歌なんだが。

NHK短歌

ぐっとくる瞬間 「日記」。選者岡野大嗣さん。ゲス

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シン・短歌レッス110

シン・短歌レッス110

王朝百首

この辺の良さがよくわからん。詰め込みすぎのような気もするんだが。春と花散るが重なっていたり。俳句じゃないからいいのか?上句は華麗で下句は陰があるからいいのかな。それほど天才の歌とも思えないのだが。「百人一首」にも藤原義孝が載っているがそっちは駄作だという。

直接的過ぎるのか。早逝の歌人だそうだが。

NHK短歌

吉川宏志。会話を入れる。「ごめん」

会話がないな。心の会話ということ

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シン・短歌レッス109

シン・短歌レッス109

王朝百首

今日から塚本邦雄『王朝百首』をやろうかなと。塚本邦雄の仮想敵藤原定家の『百人一首』はそれほどいい句ばかりでないと言うのだった。それは自分には判断出来ないが、塚本邦雄が言うことはけっこう支持されているのだ。良い悪いもある程度自分の主観になるから、その俳句観が分かるというもの。塚本邦雄も言っているのだが和歌の世界には積み重ねられてきた伝統があり、それをまず知っておく必要があるのではないかと

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『百人一首』本歌取り

『百人一首』本歌取り

短歌の練習のために「百人一首」をサンドバッグ代わりに本歌取りをしました。「明日のジョー」にのせてどうぞ。

『百人一首』はこちらのサイトから。

三句目忘れました!波に流されたということで想像して見て下さい。

シン・短歌レッス108

シン・短歌レッス108

西行

「梟」の恐怖についての歌だが、梟は最近ではペットで飼われていたり癒やしの鳥として梟喫茶なるものがある現実との落差。「山深み」という始まりは、西行の歌友寂然とのやり取りで、西行が「山深み」という歌を送ると「大原の里」と返ってくる歌が10首ずつも『山家集』に載っているという。実際にはさらにあったのかもしれない。こういうやり取りはいいなあ。ただ出家したんではないのか?と言いたくなるが。

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