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映画

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映画感想
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#映画の感想

無関心領域に関心を向けるには?

『関心領域』(アメリカ・イギリス・ポーランド/2023)監督: ジョナサン・グレイザー 出演:…

やどかり
3週間前
11

映画愛=ノワールという『辰巳』観賞レポート

『辰巳』(2023年/日本/108分)【監督】小路紘史 【キャスト】遠藤雄弥,森田想,佐藤五郎,後…

やどかり
3週間前
8

「コンパートメントNo.6」はシャネルの5番より香ばしい

『コンパートメントNo.6』(2021年/フィンランド,ロシア,エストニア,ドイツ/107分)【監督】…

やどかり
1か月前
6

サッカーをする姿がラモス瑠偉だった『ボブ・マーリー ONE LOVE』

『ボブ・マーリー ONE LOVE』(2024年製作/108分/PG12/アメリカ )【監督】レイナルド・マ…

やどかり
1か月前
11

『青春18×2 君へと続く道』に芭蕉の辞世の句を捧げたい

『青春18×2 君へと続く道』(2024年製作/123分/G/日本・台湾合作)【監督】藤井道人 【出…

やどかり
1か月前
22

『劇場版 再会長江』:中国で成功する日本人監督のドキュメンタリー

『劇場版 再会長江』(2024年/中国/111分)監督:竹内亮 10年前にNHKのドキュメンタリー番…

やどかり
2か月前
11

映画バス・ドゥヴォス『Here』『ゴースト・トロピック』特集

『ゴースト・トロピック』(2019年/ベルギー/84分)【監督】バス・ドゥヴォス 【キャスト】サーディア・ベンタイブ,マイケ・ネーヴィレ,ノーラ・ダリ,シュテファン・ゴタ,セドリック・ルヴエゾ 一本目『Here』は爆睡していて、まさに次の映画の予告編のように異世界に運んでくれる『ゴースト・トロピック』だった。 ベルギーの移民オバサンの話で『Here』よりはわかりやすいかったような。2つとも出会いがテーマなんだが、『Here』の方はちょっと分かりづらかったのは苔というテーマ

60年代の重いテーマをコミカル・ドラマで呼び出すマジック。

『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』(2022年製作/121分/PG12/アメリカ)【監督】フ…

やどかり
2か月前
10

「『いちご白書』をもう一度」と「サークル・ワルツ」

『いちご白書』(1970年製作/109分/G/アメリカ)監督: スチュアート・ハグマン 出演:ブ…

やどかり
3か月前
13

異様なクローズアップに射すくめられる映画

『ミカエル』(1924年/ドイツ/モノクロ/スタンダード/ステレオ/95分)監督・脚本:カール…

やどかり
3か月前
4

カラオケシーンは昭和臭いオッサン映画になってしまった

『花腐し』(2023年/日本/137分)【監督】荒井晴彦【原作】松浦寿輝 【キャスト】綾野剛,柄…

やどかり
4か月前
7

フランス革命前に現れたもう一人のジャンヌ

『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』(2023年製作/116分/G/フランス)監督:マイウ…

やどかり
4か月前
9

通過儀礼の青年の映画だけど

『Winter boy』(2022年/フランス/カラー/シネスコ/2h02/DCP/R15+)監督・脚本:クリストフ・…

やどかり
4か月前
17

神道のプロモートアニメかと思った

『すずめの戸締まり』(2022年製作/121分/G/日本)監督:新海誠 元旦に映画館で『ゴジラ-1.0』を観るまえに地震があり、録画していた『すずめの戸締まり』を観た。タイミングよすぎた。 地震で喪失(「東日本大震災」)したものへの鎮魂歌のようなアニメ。日本神話を折り込んで神道のプロモートアニメみたいに感じてしまった。納得してしまうんだがラストは説教臭く感じた。挨拶を大切にみたいな。「戸締まり」ってそういうことなんだと思った。「サヨナラ」という挨拶も。 そういう部分では