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2021年11月の記事一覧

恐るべき「姉」だった

『恐るべき子供たち』(仏/1950)監督ジャン=ピエール・メルビル ジャン・コクトー原作の映…

やどかり
2年前
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外国映画ベスト30

Twitterでマカロニ大聖堂@makaroni_seidouさんの呼びかけがあったので、やってみます。ベスト1…

やどかり
2年前
3

『ミツバチのささやき』の思春期映画

『スクールガールズ』(スペイン/2020)監督ピラール・パロメロ 出演アンドレア・ファンドス/…

やどかり
2年前
1

黒人という黒と白のグラデーション

『PASSING 白い黒人』(アメリカ/2021)監督レベッカ・ホール 出演テッサ・トンプソン/ルース…

やどかり
2年前
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玉三郎の妖艶さを見る映画

『夜叉ヶ池』(松竹/1973)監督篠田正浩 出演坂東玉三郎(5代目)/加藤剛/山崎努 音楽監督富…

やどかり
2年前
3

大人にならないで老人になる

『ボクたちはみんな大人になれなかった』(日本/2021)監督森義仁 出演森山未來/伊藤沙莉/大…

やどかり
2年前
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形式張った儀式は苦手だが、映画はエロスがある。

『儀式』(ATG/1971)監督大島渚 出演河原崎建三/中村敦夫/佐藤慶/小山明子 大島渚が戦後25年を総括する意味を込めて世に問うた野心作。敗戦後の日本を舞台に、家父長制度の中で生きることを強いられた若者たちの苦悩を描く 難解と思われている大島渚監督ですが、この映画のテーマはわかりやすいと思います。ただ人間関係がちょっと複雑な感じですか?シェイクスピアの劇のような、時代劇を家庭劇として描いています。 父親(祖父だった、佐藤慶)世代の戦争責任を総括した映画で、葬式、結婚