【創作/詩歌】4月から8月の短歌など
隔月恒例詩歌まとめ記事。の久々再起動。
詩をほぼかけておらず、今回も短歌のみ。
普段はTwitter(@Aoya_Nakizaka)で短歌やら絵やらを放り投げている。
気になった方はそちらをチェックしてみてほしい。
今年2月~3月の詩歌まとめはココ。
マガジンもどうぞよろしく。
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短歌
一首詠む春の日なかの醒める青 白いしぶきも染めきれぬ夢
上二つ違えたボタン 今日明日も、生きる間は直らず生きる
「関係者以外の」先が掠れちゃあ抜けていいのか知れぬ細道
白線の上から何度落ちたかも知れぬしらふの夜は恋しき
顔や声、癖のひとつも覚えてはいないあの子が明日歳をとる
葉桜の小窓をのぞく月は冴ゆ ゆきてはかえり未だ冬名残る
青空に映ゆる歌だけ見つからぬ卑屈な板がわたしの鏡
土になる前に夜ごと指動かして、愛を迂遠に、終わらぬ円に!
すれ違う列車に乗った蒼白な私 自己像幻視であれと
おから入り 素敵な脳をかきまぜて、痩せれば書かず死ねるのかしら
口呼吸だけの夜半を幸福と呼んでも良いか問い解けぬ未だ
閃光弾求め立ち入る町本屋ただひとひらがそこにあるよう
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作品集を完成させて以降、元から遅かった筆が更にのろのろになってしまい、燃え尽き症候群とはこういうもののことを言うのだと実感した。
自分は書こうと思わなくても書ける天才ではないので、凡人らしく脳内の自分にケツを蹴られながら書いていくしかないのだけど。
書くことが当たり前の日常に、いい加減帰りたいね。
5月末に発行した作品集に関しては、コチラの記事をご参照いただければ。
在庫が少し残っているので、気になった方はチェックしてみてもらえると。
記事にサンプル画像もご用意あります。
ついでに、Skebさんでテキストのリクエストを受け付けているので、ご縁があれば是非ご依頼ください。
https://skeb.jp/@Aoya_Nakizaka
読んでくれてありがとう。
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