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鈴木光(2020)『夢を叶えるための勉強法』KADOKAWA

「東大王」や「プレバト!!」に出ていた光ちゃん。
番組は見ていなかったが、姿はもちろん、内面からにじみでるうつくしさが魅力的で、SNSはよくのぞいていた。

その投稿から垣間見えるやさしさや知性にさらにほれこんでしまった。
このような同級生がいたら、だれしも人生を狂わされてしまうだろう。

「スタンフォードが認めた才媛」とうたわれるだけあり、SNSでも勉強法について投稿していることが多かった。
彼女が実践してきた勉強法についてまとめたのが本書だ(巻頭に光ちゃんの写真もついてくるのだが、いつまで見つめていても飽きない)。
勉強の仕方には合う合わないがあるが、じぶんでたてた計画にしっかり取り組む姿勢がやはり大切だと改めて感じた。
1日10時間勉強する感覚がわたしには全くわからない。試験前に携帯電話を解約してもらったこともあるというのでおどろいた。

光ちゃんが法曹を目指すきっかけや、両親のことばも紹介されていて興味深かった。時代が変われば価値観も変わるが、身に着けた教養はだれにもうばうことができない、ということばが印象的だった。
また、幼少期からきっちり机にむかってきたのかとおもっていたが、そうではなかった。義務教育さえ修了すれば、あとは高校へは通わずにすきなことをすればいいといわれていたのだとか。絵をかくために大きな画用紙を用意してくれたり、作曲を学びたいといえば本格的に音楽に取り組むことができるようレーベルに所属するようにすすめたり。
ただ、なにをしてもいいが、なにをするにも一生懸命取り組むようにと言われていたそう。その姿勢はたしかに光ちゃんに根付いているのだと、本書を読んで感じた。

わたしにとって大学受験ははるかむかしの出来事だが、それでも学びのある本だった。光ちゃんが夢を叶えてすてきな人生を送っていますように。


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