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現代人には《咳出し》が足りない

――自覚症状無く、咳を溜め込んでいる人は多い。

これ
ブレスワークに行ったうちの相方が、
高橋実(たかはしみのる)先生(三鷹整体治療院「からだはうす」)から、聞いてきた情報です。

咳なんて勝手に出てくるもんじゃ?

思ってたら大間違い!

「ここを押すとよく出る」
相方が習ってきたポイントを試してみると――

グアッハ、ゲッホガッハ・・・ッッ!!!
出る出るもんのすごい咳。
こんなに溜め込んでるんだ!?
どビックリ。

咳嗽|Wikiより

実は、
咳には大きく分けて2種類あるのです。

自動的に出てくる咳
これは、喉――気管支・食道に異常(異物がある、炎症が起きている、ナド)があった時の反射反応。

自動的には出てきにくい咳
これは、胸の内部――肺・心臓あたりに慢性的に残る緊張状態(コリ)がある時のコリほぐし反応。

今回ご紹介するのは、
この2番目のほう
自発的には出にくく、自覚症状が無いまま溜め込みやすい咳
これを意識的に出す方法です。

では、
その押し方について――

>>CAUTION!!<<
のどは繊細な器官です!
気管や甲状腺を潰すほどの強い圧は加えないよう、
手の力が強い方はご用心ください!!

――という点を重々しっかり気をつけて、
下図の丸が付いた部分(のど仏の下、鎖骨のくぼみの上)
ぽこっと円筒状の気管が出ている辺りを、
咳がどこにあるか探るように、ちょっと押してみて下さい。
おススメは、
親指を下へ向けた両手で首を包み込むようにしながら、
その両親指を気管の両脇に当て、
ぐっと挟み込むように力を入れる方法です。

どうです?
思わず出た!って感じだったと思いますが・・・

こんなトコ押せば咳出るに決まってる――
いえいえ、さにあらず。
ツボと同じく、
問題がない時は、押しても出ません。

しかし出る時は、コリが溜まっている証拠。

痛めないよう気をつけながら押していけば、
咳が出ていけば出ていくほど、
のどが楽になり、
身体が温かくなり、
あちこちの緊張がとれてきます。

それに
咳はなかなかの運動量なので、
しっかり咳を出すと、どっしり体が重くなります。
なので、
寝る直前にやると、すぐにぐっすり眠れて
ぴったり。

――これ、吐きそう
と思った方、その通りです。

とことん出していくと、咳どころか吐き気にまで発展し、
本気で吐いてしまったりもあります。
しかしそれもまた「解放」のひとつ!
なので、
とことん出し切ってみたい方は、
吐かないよう、充分お腹が空っぽな時に試みるか、
吐いても大丈夫な用意をしてから始めるといいでしょう。

くれぐれも、
やり過ぎでのどを痛めることの無いよう
重々お気を付けて!

(おまけ)
背骨のコリ(歪みや詰まり)は、ゲップで出てきます。
意識を向けてみてゲップが出てきたならば、
どんどん出しまくるようにしていると、
じわ~っとコリがとれてきます。

すぺしゃるさんくす
情報チェック+画像アドバイス:相方

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